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トークパフォーマンス 福永信 ひとり対談
クリストファー・スティヴンズとは誰か? 福永信が迫る、アートカタログ翻訳者の人生

「遠距離現在 Universal / Remote」

  • 開催終了
  • 展覧会関連
  • どなたでも
  • 日本語

英訳者として、多くのアートカタログの奥付にクレジットされている「クリストファー・スティヴンズ」。開催中の展覧会「遠距離現在 Universal / Remote」のカタログの英訳も手がけています。すでに四半世紀以上のキャリアがあり、携わったカタログ総数は数百冊とも言われます。誰もが一度はその名を見たことがあるクリストファーさん。彼はもともとミュージシャンでした。また、日本で育ったわけでもありません。では、一体どんなきっかけで、日本に暮らすようになったのか。そして、翻訳家になったのか。なぜアートカタログというジャンルだったのか。検索してもわからない、クリストファーさんの半生を、本人への詳細な最新インタビューをもとに、本展図録執筆者でもある小説家の福永信さんが語ります。


*本イベントでは、クリストファーさんのご登壇はありません。
*当日は、クリストファーさんへのインタビューをまとめたプリント、また本イベントのために福永さんが書き下ろした掌編も配布いたします。
*遠距離現在展カタログには、福永さんの書き下ろし小説を掲載しています。

開催概要

開催日
時間

14:00 - 15:30

会場

研修室A、B

対象
どなたでも
参加方法

当日会場入口へ直接お越しください。13:45より受付いたします。
ご参加には、「遠距離現在 Universal / Remote」のチケットが必要です(既にごらんになられた方は展覧会チケットの半券等をご提示ください)。

定員

先着50人

料金

無料(ご参加には、「遠距離現在 Universal / Remote」のチケットが必要です)

主催

国立新美術館

出演者

福永信(クリストファー・スティヴンズ研究家・本展図録執筆者)

1972年、東京生まれ。主な小説作品に、横書きの1行めがページをまたぎ、最後のページまで延々続き、再び最初のページの2行めに戻るアクロバティックな文字組みで話題になった『アクロバット前夜』(菊地信義造本・装幀)、質問者があらかじめ全ての答えをなぜか把握しているミステリアスな対話劇『一一一一一』、ABCDという4つのキャラクターを複数の存在が共有する長編『星座から見た地球』など。小説最新作は岸田内閣の閣僚12名が2023年10月7日の夜に見た夢を記述した「夢のなかの政治家の夢」(「新潮」2024年2月号)。

Christopher Stephens クリストファー・スティヴンズ(翻訳家)

1964年、カリフォルニア生まれ。関西に38年滞在。70年代後半、パンクノイズの3ピースバンドAssholesのオリジナルメンバーとして活動。1997年から英字情報誌Kansai Time Outの編集に携わった。2003年から2009年の休刊まで同誌の編集長を務めた。翻訳家としては、国立国際美術館、国立新美術館、北海道立近代美術館、滋賀県立美術館、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、東京国立博物館、グッゲンハイム美術館、MOMAなど国内外の多数の展覧会カタログの英訳を手がける。主要訳書として、『石内都 肌理と写真』、『ビターズ2滴半 村上三郎はかく語りき』(坂出達典)、『GENKYO 横尾忠則Ⅱ works 原郷から幻境へ、そして現状は?』など。最新の翻訳に『三島喜美代―未来への記憶』、『田名網敬一 記憶の冒険』。

アーカイブ配信

クリストファー・スティヴンズインタビュー_HP掲載.pdf

クリストファー・スティヴンズは、日本のアートカタログのレジェンドというべき英訳者です。

アートカタログにおけるバイリンガル(英文併記)の歴史は浅く、90年前後から一般化してきました。彼の仕事は、その黎明期ともいえる90年半ばから、現在までの30年間、数百冊に及んでいます。 

英語の読者をカタログに導くことは、日本のアート、そして論考のクオリティを、世界に問うことにもなるでしょう。そう、彼の仕事は、海外の読者のためだけではなく、日本国内の作り手、書き手に対しても、緊張感を与えているのです。 

温厚な人柄で、自分のことはめったに話さない彼に、長時間のインタヴューを快諾してもらうことができました。知られざるその人生をじっくり語ってもらった、貴重な記録、初のインタヴューです。

日本のアートカタログの歴史と伴走してきた彼の言葉を、ぜひゆっくりたどってみてください。

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