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アーティスト・ワークショップ
「六本木探究クラブ――重なる土地の記憶マップ」
2023年3月12日(日)

「東京都港区六本木」と聞いて、あなたはどんな土地をイメージしますか?
2007年1月、港区六本木7丁目の地に開館した国立新美術館は、六本木の街と人々とともに16年の時を重ねてきました。その間、ビルの建設や再開発、街路整備、公園造成などにより街は姿かたちを変え、災害や感染症のパンデミックの影響で日常風景が一変することもありました。このワークショップでは、現代美術家の井上唯さんを講師に迎えて、美術館の周辺地域のフィールドワークを行い、六本木の土地の今と過去をリサーチします。そして、参加者それぞれの気づきや発見、浮かび上がってきたイメージを盛り込んだひとつの「マップ」をみんなで制作します。
館外でのフィールドワークでは、東京スリバチ学会会長の皆川典久さんの解説によるツアーも行います。六本木の地形や風景を参加者が自ら体感し、歴史や街並みの変遷をとことん調べた先に見えてくるのは、どんな六本木のイメージでしょうか。みんなのイメージを重ね合わせると、どんなマップが生まれてくるでしょうか。
港区六本木のことを知りたい方、この土地に何かご縁がある方、街を歩いて探索するのが好きな方のご参加をお待ちしています。
開催概要
- 開催日
- 2023年3月12日(日)
- 時間
2023年2月26日(日)10:00~15:30、3月12日(日)10:00~16:00
※2日間かけて行うワークショップです。両日ともご参加いただける方のみお申し込みください。
※両日とも昼食時間・休憩時間を含みます。- 会場
国立新美術館 別館3階多目的ルーム他
- 対象
-
一般
、
高校生
高校生以上
※特に、国立新美術館がある地域(港区六本木)に関心がある方、この土地に縁がある方、フィールドワークに興味がある方に向けたプログラムです。
※1日目に館外を2時間程度歩いてフィールドワークを行います。途中、坂道や階段を上り下りして移動する場所がございます。 - 申込期間
- 2023年1月24日(火) ~ 2023年2月15日(水)
- 定員
15名
※ご参加には事前申し込みが必要です。- 料金
おひとり2000円
- お問合せ
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- お申込みについて
下記の申し込みフォームより、申し込み手続きを行ってください。
申し込みフォーム 【申し込み締切:2023年2月15日(水)12:00】 募集終了しました
※1組2名様までお申し込みいただけます。
※応募者多数の場合は抽選で参加者を決定いたします。
※参加の可否については、2月17日までにEメールでお知らせいたします。
※1日目に館外を2時間程度歩いてフィールドワークを行います。車いすをご使用など、移動の際にスタッフによるサポートが必要な方は申し込みフォームの備考欄にその旨ご記入ください。
※必要事項に記入漏れがある場合、受付をお断りすることがあります。
※申し込み時にご記入いただいた個人情報を本プログラム実施以外の目的で使用することは一切ありません。
※新型コロナウイルス感染症予防のための十全な措置を講じて実施いたします。ご参加にあたりましては、こちらの国立新美術館の感染症予防対策と、お客様へのお願いをご確認くださいますようお願い申し上げます。
イベント内容
〈1日目〉2月26日(日)10:00~15:30
- 井上唯さんの活動紹介、ワークショップの趣旨説明
- 六本木スリバチツアー(ゲスト解説:皆川典久さん)
- 意見交換、リサーチやマップ制作についての説明、資料閲覧
〈2日目〉3月12日(日)10:00~16:00
- 各自のリサーチ内容の発表と共有、アイデア出し
- 制作
- 展示・撮影、鑑賞
※1日目と2日目の間に、参加者各自で関心があるトピックについてのリサーチを自主的に進めていただきます。
※両日とも昼食時間・休憩時間を設けます。
出演者
講師プロフィール井上 唯(現代美術家)1983 年、愛知県豊橋市生まれ。愛知教育大学教育学部造形文化コース卒業。金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科染織コース修了。現在は滋賀県高島市で暮らす。 自然と関わるなかで生み出されてきた人間の営みや知恵にワクワクし、そこから学びつつ新たな視点で捉えていくことで、この世界の仕組みや目に見えない繋がりを“モノ”を介して想起させるような光景をつくり出したいと考えている。普段の暮らしの中で様々なモノを収集したり、それらを使って、作ったり、繕ったり、遊んだりと、素材と対話しながら手を動かしていくことを軸に<生活>と地続きにある<制作>の在り方を模索している。 これまでに参加した主な展覧会に「国際芸術祭あいち2022」(愛知芸術文化センター)、「Soft Territory かかわりのあわい」(2021年、滋賀県立美術館)、「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」(2014,17,20年、神奈川)、「奥能登国際芸術祭2017」(石川)、「SOKO LABO/瀬戸内国際芸術祭2016」(香川)などがある。 |
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ゲストプロフィール皆川 典久(東京スリバチ学会会長)1963 年、群馬県前橋市生まれ。東北大学工学部建築学科卒業。2003年に東京スリバチ学会を設立、凸凹地形に着目したフィールドワークを主宰し、観察と記録を続けている。2012年に『凸凹を楽しむ東京「スリバチ」地形散歩』(洋泉社)、翌年には続編を刊行。その独特な視点は今日における「地形ブーム」の先駆けとなった。2012年から4年間、東北大学非常勤講師として復興支援に協力。2014年には東京スリバチ学会としてグッドデザイン賞を受賞した。法政大学非常勤講師の他、江戸・東京研究センター客員研究員、高低差建築学会会長などを務める。 |
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