ID:77602
ワッパ騒動150年 特別展
ワッパ騒動
自由民権運動の先駆け
近代日本の黎明期-
東北の庄内地域では江戸時代の影が色濃く残っていた
旧来的な体制 重い課税 民衆は旧藩士族の施政に反抗しそれは法廷闘争へと発展する
新たな時代の幕開けに各々の意志と主張が絡みあう
Venue
致道博物館 美術展覧会場
Chido Museum
Period
R6.11.15Fri-R7.1.20Mon
Exhibition Outline
ワッパ騒動150年 特別展 ワッパ騒動 ワッパソウドウ 自由民権運動の先駆け
長きに亘(わた)って続いた江戸時代、東北の日本海に面した庄内地域は、藩主酒井家が治める大名領であった。肥沃(ひよく)な平野は良米を育て、酒田湊(みなと)は物流の拠点として大きな富をもたらしていた。
戊辰(ぼしん)戦争が勃発(ぼっぱつ)すると、庄内藩は最新鋭の武器を手にし、幕府方として戦った。降伏謝罪後は藩主の隠居(いんきょ)、減石(げんこく)などの罰に処されたが、その後成立した大泉藩や第二次酒田県は、旧藩士族が主導する形で政治運営が行われた。
近代化を進めて新たな国づくりを目指す明治政府は、さまざまな政策を太政官布告(だじょうかんふこく)として発した。
そのひとつに石代納(こくだいのう)の許可がある。政府は年貢米の金納を認めたが、酒田県はそれを農民に伝えず米納させていた。「ワッパ騒動」は、農民たちによる石代納許可の要求、そして余分に納めていた年貢分の返還要求に端を発する。騒動の指導者や農民は、何度も東京へ上って訴訟を行い、法廷闘争を繰り広げた。
日本の自由民権運動の萌芽(ほうが)としても注目される「ワッパ騒動」。本展では、庄内に伝わる古文書を中心に歴史的経緯を辿(たど)ります。
- Organizer
- 公益財団法人致道博物館
- Sponsership and Cooperation
- 共催/山形県・(公財)山形県生涯学習文化財団・鶴岡市教育委員会
協力/鶴岡市郷土資料館・ワッパ騒動義民顕彰会 - Closing Days
- 11月無休
12月~ 水曜日、年末年始(12月28日~1月4日) - Opening Hours
- 9:00 ~ 17:00
- 11月 9:00~17:00
12月~ 9:00~16:30(入館受付は30分前まで) - Admission (tax included)
- 一般1,000円/高大生400円/小中生300円(20名以上で団体割引有り)
- Exhibition Website
- https://www.chido.jp/exhibition/
Events
講演会①ワッパ騒動とは何か?
日時:12月8日(日)13:30~16:00
会場:静岡県立図書館 2F 講座室
講師:山内励氏(山形県地域史研究協議会 副会長)
升川繁敏氏(ワッパ騒動義民顕彰会 事務局長)
申込:要申込、先着60名
講演会②松平親懐と菅実秀からみたワッパ騒動
日時:12月22日(日)14:00~16:00
会場:到道博物館内 旧鶴岡警察署庁舎ホール
講師:門松秀樹氏(東北公益文化大学教授)
申込:要申込、先着40名
申込み TEL:0235-22-1199 Mail:reserve@chido.jp
学芸員によるギャラリートーク
日時:11月30日(土)14:00~15:00
申込:不要、直接会場へ
Access Information
Created Date:2024.9.4