ID:26594

孤高の日本画科、礒部草丘・四方田草炎・大山魯牛

-自然をとらえる独自のまなざし-

Venue

群馬県立館林美術館

Gunma Museum of Art,Tatebayashi

Period

December 12 (Sat), 2009 ~ April 4 (Sun), 2010

Exhibition Outline

孤高の日本画科、礒部草丘・四方田草炎・大山魯牛 ココウノニホンガカ、イソベソウキュウ・ヨモダソウエン・オオヤマロギュウ -自然をとらえる独自のまなざし-

芸術家が作品を生み出す道のりは、ときに美術学校で学び、師と呼ぶべき人に教わり、様々な美術団体やグループ展で切磋琢磨することはあっても、結局はアトリエでの孤独な営み以外の何ものでもありません。その芸術が独自であればあるほど、その孤独さも増すものです。本展では、孤高の道を歩んだ群馬県ゆかりの三人の日本画家に焦点をあて、その画業と作品を紹介いたします。
磯部草丘(1897-1967)は群馬県伊勢崎市に生まれ、川合玉堂に入門して帝展や新文展に出品、同門の児玉希望と戊辰会を結成して昭和初期の日本画壇で注目されましたが、戦後は団体を離れ、個展を中心に画業を展開しました。漢詩や俳句にも優れ、作品に自作の詩を添えることもあり、日本画の伝統と精神性を最後まで大事にしました。
四方田草炎(1902-1981)は埼玉県本庄市に生まれ、川端龍子に師事しました。しかし、自己の芸術を探求するために龍子の主催する青龍社をとびだし、画壇から遠く離れた地点で制作を続けます。中でも群馬県霧積山中にこもって制作した素描の数々は、草炎の芸術の本質を十分に伝えてくれるでしょう。
大山魯牛(1902-1981)は東京日本橋に生まれ、生後まもなく実家のある足利市に移り住みました。館林の小室翠雲に師事して南画を学び、日本南画院や帝展に出品します。戦後は新興美術院で作品を発表しますが、終生南画にこだわりながらも西洋の新しい抽象表現や造形性をも取り入れ、魯牛独自の作品世界を展開しました。
本展は、近代日本画の歴史に異才を放つこれから三人の画家の作品を、会期を三つに分けて順次紹介します。
また、展示室4ではコレクション展示として、日本画、工芸(ファイバー)、油彩などの作品を紹介いたします。
【第1部】磯部草丘:2009年12月12日(土)~2010年1月17日(日)
【第2部】四方田草炎:2010年1月20日(水)~2月21日(日)
【第3部】大山魯牛:2010年2月24日(水)~4月4日(日)

Organizer
群馬県立館林美術館
Closing Days
月曜日(1/11、3/22を除く)、年末年始(12/28-1/4)、1/12、1/19、2/23、3/23
Admission (tax included)
一般300円(240円)、大高生150円(120円)
※( ) 内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
Exhibition Website
http://www.gmat.gsn.ed.jp/
Exhibition Inquiries
Tel.0276-72-8188

Access Information

群馬県立館林美術館 グンマケンリツタテバヤシビジュツカン

Gunma Museum of Art,Tatebayashi

Address
〒374-0076
館林市日向町2003
Website
https://www.gmat.pref.gunma.jp/
General Inquiries
0276-72-8188
Updated Date:2010.11.5
Created Date:2006.1.27