ID:69564
生誕110年
香月泰男展 KAZUKI YASUO A RETROSPECTIVE
会場
練馬区立美術館
NERIMA ART MUSEUM
会期
2022年2月6日[日]→3月27日[日]
前期:2月6日[日]-3月6日[日] 後期:3月8日[火]-3月27日[日]
前期:2月6日[日]-3月6日[日] 後期:3月8日[火]-3月27日[日]
展覧会概要
生誕110年 香月泰男展 カズキヤスオテン
KAZUKI YASUO A RETROSPECTIVE
太平洋戦争とシベリア抑留の体験を描いたシベリア・シリーズにより、戦後美術史に大きな足跡を残した香月泰男(1911-74)の画業の全容をたどる回顧展を開催いたします。
山口県三隅村(現・長門市)に生まれた香月泰男は、1931年に東京美術学校に入学し、自身のスタイルの模索をはじめました。1942年に応召し、復員した1947年以降は、故郷にとどまって身の回りのありふれたものをモチーフに造形的な挑戦を繰り返しました。1950年代後半に黒色と黄土色の重厚な絵肌に到達した香月は、極限状態で感じた苦痛や郷愁、死者への鎮魂の思いをこめて太平洋戦争とシベリア抑留の体験を描き、「シベリアの画家」として評価を確立していきました。
シベリア・シリーズは応召から復員までの主題を時系列にならべて紹介するのが一般的であり、そこではシベリア・シリーズのもつ戦争と抑留の記念碑としての側面が強調されてきたといえるでしょう。しかし、実際の制作の順序は、主題の時系列とはおおきく異なっています。
本展では、シベリア・シリーズを他の作品とあわせて制作順に展示します。この構成は、一人の画家が戦争のもたらした過酷な体験と向き合い、考え、描き続けた道のりを浮かびあがらせるでしょう。戦争が遠い歴史となり、その肌触りが失われつつある今、自身の「一生のど真中」に戦争があり、その体験を個の視点から二十年以上にわたって描き続けた、「シベリアの画家」香月泰男の創作の軌跡にあらためて迫ります。
- 主催者
- 練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
- 協賛・協力等
- |監修|山口県立美術館、香月泰男美術館
|企画協力|一般社団法人インディペンデント - 休催日
- 月曜日(ただし、3月21日[月・祝]は開館、翌22日[火]は休館)
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- (入館は17:30まで)
- 観覧料
- 一般 1,000円 高校・大学生および65~74歳 800円 中学生以下および75歳以上 無料
- ・一般以外の方(無料、割引対象者)は年齢等の確認できるものを受付にてご提示ください。
・障害者手帳をご提示の方(介添者一名まで)は、一般500円/高校・大学生400円
・リピーター割引:前期をご覧になった方を対象に後期の観覧料を割引きます。(初回の観覧料から300円割引、前回のチケット半券を受付にてご提示ください)
[観覧料相互割引]
練馬区立石神井公園ふるさと文化館 特別展
-生誕100年記念-「作家・庄野潤三展 日常という特別」
会期:2022年1月15日(土)~3月13日(日)
会場:練馬区立石神井公園ふるさと文化館
(東京都練馬区石神井町5-12-16)
問合せ:03-3996-4060
※本展と上記展覧会にて相互割引を行います。会期中、それぞれの展覧会の半券を各館窓口でご提示いただくと、各種料金から100円引きでご覧いただけます。(1枚につき1名様有効) - 展示替え情報
- 会期中展示があります
- 展覧会ホームページ
- https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202110291635493767
イベント情報
①講演会 香月泰男とふるさと三隅
日時:2月6日(日) 14:00~15:30
会場:サンライフ練馬
講師:丸尾いと(香月泰男美術館学芸員)
定員:中学生以上30名(要事前申込・抽選)
費用:無料 申込締切:1月25日(火)必着
◎参加には観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。
②講演会 香月泰男とわたし
日時:2月26日(土) 14:00~15:00 会場:当館視聴覚室
講師:野見山暁治(画家) 聞き手:担当学芸員
定員:中学生以上30名(要事前申込・抽選)
費用:無料 申込締切:2月10日(木)必着
◎参加には観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。
③担当学芸員によるスライドトーク
日時:【A】2月19日(土) 14:00
【B】3月18日(金) 14:00 各回20分程度
会場:当館視聴覚室 定員:各回30名(要事前申込・抽選)
費用:無料
申込締切:【A】2月4日(金)必着 【B】3月4日(金)必着
◎参加には観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。
④鑑賞ブログラム「あかちゃんと家族の鑑賞会」
日時:2月20日(日)
【A】10:30~11:30 【B】13:30~14:30
会場:当館創作室 講師:当館学芸員
定員:0~2歳の乳幼児とそのご家族・各回10名
(要事前申込・抽選)
費用:無料 ◎当日の鑑覧券が必要です
申込締切:2月4日(金)必着
⑤鑑賞プログラム
トコトコ美術館vol.39 テーマ:「黒」
日時:
3月5日(土)【A】10:30~12:00 【B】14:00~15:30
3月6日(日)【C】10:30~12:00 【D】14:00~15:30
会場:当館創作室
講師:当館学芸員
定員:3~6歳の未就学児+保護者・各回5組
(要事前申込・抽選)
費用:無料 ◎当日の鑑覧券が必要です
申込締切:2月18日(金)必着
⑥ワークショップ [2日制]
「空想建築 立体モチーフから作る絵画制作」
日時:3月19日(土)・20日(日) 両日とも10:30~17:00
会場:当館創作室 講師:山口茉莉(版画家・美術家)
内容:自分が創造した架空の建築物を手のひらサイズの粘土で作り、2日目はその立体作品を被写体として小さな絵画作品を仕上げます。
定員:中学生以上・10名(要事前申込・抽選)
費用:2,000円 申込締切:3月4日(金)必着
◎参加にはワークショップ初日の観覧券が必要です。
[申込み方法]
①イベント名②住所③氏名(ふりがな)④年齢(学年)⑤ 電話番号を記入の上、①~④、⑥は往復ハガキまたはEメール(event-museum@neribun.or.jp)にて練馬区立美術館へ。Eメールのタイトルは「(イベント名)申込」〈例「○月○日講演会」申込〉と記載すること。⑤は往復ハガキ又は練馬区立美術館ホームページの各イベントページ情報より申込フォームで練馬区立美術館へ※①、②、③、⑥は1通のハガキ・Eメールで2名まで、④は1家族、⑤は1組(子ども1~2名+保護者1名まで)応募可(連名で記入)。※1つのイベントにつき、1通のハガキ・Eメールで申込のこと。まとめての応募は不可。※展覧会および関連イベントの最新情報、ご来館にあたっての注意事項につきましては、当館ホームページ(https://www.neribun.or.jp/museum/)をご確認ください。
会場情報
練馬区立美術館 ネリマクリツビジュツカン
NERIMA ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒176-0021
練馬区貫井1-36-16 - ホームページ
- https://www.neribun.or.jp/museum.html
登録日:2022年1月26日