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ジョルジュ・ルース アートプロジェクト in 宮城

会場

塩釜ビルド・スペース

会期

5月11日~26日

展覧会概要

ジョルジュ・ルース アートプロジェクト in 宮城 ジョルジュ・ルース アートプロジェクト in ミヤギ

松島湾の文化的連携をめざして
風光明媚な松島湾を見渡せる高台に、Loin(ロワン)という名で親しまれてきたカフェ・レストランがありました。しかし2011年3月11日の震災後、この白亜のモダンな古い建築は地震によって傷み、使用することができなくなりました。現在、この建物を解体する計画が進行しています。眺めがすばらしい憩の場として愛されてきた丘の上のカフェ・ロワンという場所は、松島湾を一望でき、湾で繋がる地域の繋がりと記憶を共有する場所です。そのロワンが取り壊される前に、フランスの著名なアーティスト、ジョルジュ・ルース(1947年パリ生まれ)を招聘し、阪神淡路大震災のとき同様、被災後に破壊され、解体予定の建物で絵を描き、写真を撮り、空間の記憶を残すプロジェクトを行います。まずは、松島のロワンと塩竈のビルドスペースを拠点とし、松島湾を共有する地域(塩竈、松島、東松島)を現代アートで結ぶことで、湾で繋がる地域の心を育み、文化的連携を生み出すことを目的に、本プロジェクトは始動しています。

神戸から東北へ
ジョルジュ・ルースは阪神淡路大震災のときに、被災後に破壊されたり、改装予定の建物で絵を描き、写真を撮り、空間の記憶を残すプロジェクトを行い、大きな反響を得ました。現地の実行委員と140人のボランティアと共同でプロジェクトは進められ、完成した8点の作品は作家によって実行委員会に寄贈されました。さらに全国15か所で2年半にわたり、これらの作品を展示する展覧会が各地各施設からの希望によって開催され、巡回展覧された後に兵庫県立近代美術館に寄贈されました。日本をこよなく愛すジョルジュ・ルースは、東京都庭園美術館をはじめとして日本でも大規模な個展を開いている国際的に高い評価を得ているアーティストです。彼自身、3.11後になんらかの形でアートプロジェクトができないかという希望も持ち続けてきました。日本のフランス大使館の主催でパリで行われた被災地支援のチャリティ・オークションにも参加、大型作品の売り上げ金を全額寄付しています。

ふれ合い、心を交える
松島での制作過程において、被災地の人々が、ジョルジュ・ルースや阪神アートプロジェクトで関わってくれた人々とふれ合い、心を交わします。そして観光船に乗り、松島湾を堪能しながら、塩竈のbirdo spaceにて、ルースの創造性に出会う。本プロジェクトが、震災後の人々にとって、豊かな発想や心の繋がりを通し、希望を抱く手助けになれば幸いです。復興後18年を経た神戸の歩みを再確認しながら、現代アートとのふれあいを通して、3.11後の宮城県の新たな出発のきっかけとなる象徴的なプロジェクトとなるよう取り組んでおります。本企画に関わる人々はもちろんのこと、国内外からこの企画の実現にご協力いただける人々の心もつないでいきたいと願っております。

主催者
ジョルジュ・ルースアートプロジェクト実行委員会
協賛・協力等
後援/フランス大使館、(公財)仙台市市民文化事業団、塩釜市、松島町、松島町教育委員会
協賛/株式会社資生堂
休催日
月曜
開催時間
11:30am ~ 17:30pm
展覧会ホームページ
http://georgesrousse-miyagi.org/

会場情報

塩釜ビルド・スペース シオガマビルドスペース

会場住所
〒985-0016
塩釜市港町2-3-11
更新日:2013年2月28日
登録日:2013年2月20日