ID:25577

ちりめん細工・春の寿ぎ展

特別展示:栁原白蓮ゆかりのおひなさま

会場

北九州市立小倉城庭園

Kokura Castle Japanese Garden

会期

2008年12月13日(土) ~ 2009年3月8日(日)

展覧会概要

ちりめん細工・春の寿ぎ展 チリメンザイク・ハルノコトホギテン 特別展示:栁原白蓮ゆかりのおひなさま

縮緬は、撚りのある横糸と撚りのない経糸を平織りして、細かいしぼを出した絹織物の一種です。日本では17世紀末~18世紀初頭頃に普及したといわれ。着物などに用いられてきました。その残り裂を縫い合わせて、季節感あふれる袋物、小箱、人形、玩具などを作ったのが「ちりめん細工」です。
ちりめん細工は、江戸時代より良家の子女のたしなみにとして作られてきましたが、明治以降には、女子教育のなかでも重要な教科であった「裁縫」の教材として多数とりあげられ、指南書が続々と出版されました。昭和に入ると洋装の広まりや、戦争の混乱などにより、次第に衰微していきました。近年、日本玩具博物館監修による指南書の出版や講習会開催、さらには、伊豆の稲取や柳川などの雛の吊るし飾りの復活が大きな話題になり、ちりめん細工は再び愛好者を増やしています。
このたびの展覧会は、3,000点の新旧ちりめん細工コレクションを所蔵する日本玩具博物館の幕末から明治期の古作と現代の作品を中心に、およそ300点を展示し、ちりめん細工の多様さや歴史を紹介しようとするものです。また新春や雛の季節にちなみ、正月や雛の飾り、明治時代の豪華な「檜皮葺き御殿飾り雛」や、書院では傘飾りを展示します(※)。
あわせて「特別陳列 柳原白蓮ゆかりのおひなさま」と題して、伊藤伝右衛門と柳原燁子(白蓮)との婚礼の際に、伊藤家が注文したという本装束の脱着せ立像の有職雛や、白蓮の叔母で大正天皇の生母である柳原愛子が着用した打掛、そして、白蓮の友人であった九条武子とお揃いで作ったという羽織も展示します。
春を寿ぐ、雅で華やかな世界をお楽しみください。

主催者
北九州市立小倉城庭園
休催日
無休
観覧料
一般300円、中高生150円、小学生100円
展覧会ホームページ
http://www2.kid.ne.jp/teien/
展覧会問合わせ先
北九州市立小倉城庭園 ℡093-582-2747

会場情報

北九州市立小倉城庭園 キタキュウシュウシリツコクラジョウテイエン

Kokura Castle Japanese Garden

会場住所
〒803-0813
北九州市小倉北区城内1-2
更新日:2010年10月18日
登録日:2003年5月13日