ID:23034
じゃんけんぽんの考え方―勝ち負けのない共存
会場
岐阜県現代陶芸美術館
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
会期
2007年10月13日(土) ~ 2007年12月16日(日)
展覧会概要
じゃんけんぽんの考え方―勝ち負けのない共存 ジャンケンポンノカンガエカタカチマケノナイキョウゾン
21世紀に入り、利川(韓国)、鶯歌(台湾)、岐阜(日本)の3地域で、陶芸専門の展示施設が相次いで開設され、国際的な規模のコンペティションが行なわれるようになりました。この数年間に、世界中の陶芸愛好家らが訪れ、陶芸家らも行き交うようになり、それぞれのやきもの文化はリアルタイムで発信されつづけ、活況を呈しています。このような状況に対応するように、今後の更なる発展と協働、共存を目的として、財団法人世界陶磁エキスポと台北県立鶯歌陶磁博物館、岐阜県現代美術館は陶磁文化交流プロジェクトを開始し、最初の一歩として、それぞれのやきものの現況を紹介する巡回展を開催することにしたのです。
論争やゲームで決着が付かない場合、西欧社会では、コイン投げという「裏か表か」の二社択一の方法で決定します。しかしアジアのこどもたちの間でも行なわれているジャンケンは、グー・チョキ・パー。相手次第で、勝ちにも負けにもなり、また「あいこ」になる場合もあります。共存の方法としてのジャンケン・コードを選択し、そして今回の巡回展のタイトルを「じゃんけんぽんの考え方-勝ち負けのない共存」としたのです。
純粋な造形志向の作品、伝統的な技術による作品、食文化が反映された実用性のある作品、ライフスタイルの変化に伴うデザイン作品など、年齢、性別、志向にこだわらずやきものの混沌とした様相を紹介します。作家の選出には、各地域とも、3施設のキュレーターがそれぞれの地域を訪れて、作家にインタビューし決定しました。既に準備段階から多くのコミュニケーションが取られています。
巡回展による3施設からの発信は、アジア伝統芸術文化であるやきものの現況と、アジアに根ざす補完関係のあり方を世界に示す機会となるでしょう。
- 主催者
- 岐阜県現代陶芸美術館
- 休催日
- 月曜日(ただし月曜日が休日の場合は翌日)
- 観覧料
- 一般800(700)円 大学生600(500)円 高校生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
11月3日(土)文化の日は、観覧料が無料です。 - 展覧会ホームページ
- http://www.cpm-gifu.jp/museum/
- 展覧会問合わせ先
- Tel.0572-28-3100
会場情報
岐阜県現代陶芸美術館 ギフケンゲンダイトウゲイビジュツカン
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
- 会場住所
-
〒507-0801
多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内) - ホームページ
- https://www.cpm-gifu.jp/museum
登録日:2003年4月24日