ID:82257
文 眞英 展
Venue
Gallery Q
Gallery Q
Period
2026年6月22日(月)- 6月27日(土)
Exhibition Outline
文 眞英 展 ムン ジンヨン テン
解体以後の再構築:断片化された世界における意識の超越を問う
ポストモダンの解体以後、世界は完璧な全体ではなく、散り散りになった断片たちの舞台となった。私の制作は、単に散乱した破片を物理的に接合する統合のプロセスではない。それは、解体され、引き裂かれ、分離された物質が、それぞれの固有の物性を維持したまま他者と出会い、新たな関係の層(Layer)を形成する「純粋な意識(Pure Consciousness)」の現場である。
異邦人として耐え忍んだ断絶と「繋がることのできない状態」の経験は、逆説的にも私を両義性(Ambivalence)」の美学へと導いた。キャンバスに刻まれた引き裂かれた軌跡は、破壊の痕跡ではなく、分離された存在たちが互いを映し出すことで初めてその存在を証明し合う、新たな感覚の条件である。
私はこの「解体」の論理を、歴史的言説にまで拡張する。戦争や分断が残した権威的なテクストを焼き、あるいは一部を省略する行為は、個人の記憶を歴史という巨大な亀裂と接触させようとする試みである。これは、固定化された歴史的記録を解体することで、それらの破片が逆説的に新たな地平を切り拓く条件となり得ることを証明するプロセスでもある。
今日、私たちは巨大な力が衝突し、イデオロギーが対立する分裂の時代の真っ只中に立っている。モダニズムが夢見た「本質」という神話と、ポストモダンが露呈させた「解体」という現実との間で、美術は依然として美意識を通じて本質を証明するという課題を抱えている。
断片化された物質と知覚、そして意識が氾濫するこの時代において、私の作品は引き裂かれたものたちの連結を志向する。解体という過程が超越の可能性へと反転する刹那の空間において、私は極端な対立を超えた新たな関係的地平を問う。美術が独自の領域として存在する限り、私は断片の連結を通じて、その先にある「超越」を絶え間なく問い続けるだろう。
(文眞英)
- Closing Days
- 日曜日
- Exhibition Website
- https://www.galleryq.info/exhibition2026/exhibition2026-024.html
Access Information
Gallery Q Gallery Q
Gallery Q
- Address
-
〒104-0061
中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3F - Website
- http://www.galleryq.info/
Created Date:2026.7.28