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縫いアート展 Line

浅井千春 井阪郁 香山瑞希 金輪栞 小泉順美 徂徠友香子 竹内優美 中川裕孝 藤村明日香 牧田貴大 的野哲子 村田のぞみ 吉井あずさ

Venue

SPACE5 MARONIE

SPACE5 MARONIE

Period

2024.12.03 tue - 12.08 sun

Exhibition Outline

縫いアート展 Line ヌイアートテン Line

縫いの在処(ありか)
デズモンド・モリスの「人類と芸術の300万年」によると「縫い」の始まりは先史時代に遡り、動物の皮を縫いつなげて衣服をつくった事にあるという。刺繍や貝殻などを縫いとめたり繋げたりする装飾的な行為も旧石器時代には既に行われ、呪術的な生活と装飾の切り離せない関係がうかがえる。では、現代アートとしての「縫い」は何処へ向かうのか?布を糸で縫う行為で露わにされる繊維の物質性、触覚性、実在感を意識しながら「縫い」の今日的な在処を探しに行く。在処とは作品の行き着く所だ。作家それぞれが、その在処に続くルートを探すことから始まる。脇道に外れ、迷い、行きつ戻りつし、様々なルートからアタックを繰り返す。しかし、在処は絶えず変化する。成長する。
だから在処探しに終わりはない。展覧会名を line とした。line は糸、描線、皺などの他に台詞、詩などの意味がある。「縫いの在処」から、どんな言葉が生まれるだろう。無言かもしれないし、言葉にもならない呻き声のようなものかもしれない。line の意味は更に、主義、傾向、系列と続く。それぞれのルートで辿りついた在処から何らかの傾向が見えてきたら面白いと思う。今年も縫い作品の行き着く場、「縫いの在処」を同志と探ってみた。
中川裕孝(京都精華大学教授)

Opening Hours
12:00 ~ 19:00
(最終日18:00まで)
Exhibition Website
http://www.gallery-maronie.com/exhibitions/space5/8756/

Access Information

SPACE5 MARONIE SPACE5 MARONIE

SPACE5 MARONIE

Address
〒604-8027
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町332
Website
http://www.gallery-maronie.com
Updated Date:2024.12.17
Created Date:2024.12.17