ID:75525
人生百年 書道大家・宇野静山
Venue
市立小樽美術館
Otaru City Museum of Art
Period
二〇二四年三月二三日(土)~五月六日(月祝)
Exhibition Outline
人生百年 書道大家・宇野静山 ジンセイヒャクネン ショドウタイカ・ウノセイザン
宇野静山は、1906年北海道留萌管内の苫前町に生まれました。札幌師範学校(現・北海道教育大学)を卒業。“現代書道の父”と呼ばれた比田井天来に師事し、書家としての途を歩み出します。小樽市内で高等学校の教師を務めながら研鑽を積み、線を大切にする正統派で、骨太・簡潔な書風で知られました。1948年に創設された「毎日書道展」で当初から運営に携わり、53年に は日展に入選。臨書を基礎にした斬新な作風で、戦後北海道書道界のけん引役として活躍しました。1940年自ら「臥龍社」を創設し、1964年第1回展を開催。門下のそれぞれの個性を尊重しながら、気品と風格のある書風を浸透させ、半世紀にわたって指導を続け、金子鷗亭と同年代の北海道の先達の一人でした。
漢字を中心に、調和体の濃墨、淡墨から篆刻まで多彩であり、小樽に書道文化を根付かせた功績から、小樽市文化功労者(1970)、続いて、北海道文化賞(1977)、地域文化功労者文部大臣賞 (1987)を受賞しています。
80歳で中国・大連で個展を開催するなど、海外にも活躍の場を広げ、最晩年は「人生百年」を好んで書きました。
長年小樽に住まい、毎日書道展名誉会長・北海道書道展運営委員長・全日本書道連盟参与・小樽書道市展委員長などを歴任し、2010年7月、103歳の天寿を全うしました。
本展は、北海道書道界の重鎮として長く指導に携わり、毎日書道展のほか、創玄書道会や北海道書道連盟の創設にも深くかかわってきた宇野静山の書作品を展覧し、その功績を偲ぶものです。
- Organizer
- 市立小樽美術館
- Sponsership and Cooperation
- 協賛/市立小樽美術館協力会
- Closing Days
- 月曜日(ただし四月二九日、五月六日を除く、四月三〇日、五月一日)
- Opening Hours
- 午前九時三〇分 ~ 午後五時
- (入館は四時三〇分まで)
- Admission (tax included)
- 一般五〇〇(四〇〇)円、市内高齢者・高校生二五〇(二〇〇)円、中学生以下無料
- ※()内は二〇名以上の団体料金
- Exhibition Website
- https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2023122100043/
Events
■公開座談会 書道大家・宇野静山の思い出
2024年3月30日(土) 13:30~14:30
出演:宇野雉洞(臥龍社社主)/ 吹田由紀子(臥龍社事務局長)/北川稲谷(北海道書道展招待作家)/西静湖(臥龍社会員)/ 牧野伊津(北海道書道展会友)
進行:中村秀嶺(小樽書道市展委員)
事前予約 50名様 先着順 tel 0134-34-0035
会場:1 階研修室/本展観覧券が必要です
Access Information
市立小樽美術館 シリツオタルビジュツカン
Otaru City Museum of Art
- Address
-
〒047-0031
小樽市色内1-9-5 - Website
- https://www.city.otaru.lg.jp/categories/bunya/shisetsu/bunka_kanko/bijyutsukan/
Created Date:2024.1.31