ID:73220

文字を愛でる―経典・文学・手紙から―

Venue

大和文華館

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

Period

2024年2月23日(金)~4月7日(日)

Exhibition Outline

文字を愛でる―経典・文学・手紙から― モジヲメデル―キョウテン・ブンガク・テガミカラ―

中国で始まった書の文化は、字体や書風を多様に展開し、文字を芸術の域にまで昇華しました。中国・朝鮮半島・日本では、文字は情報を伝達するという役割を超えて、実用と芸術の画面を包括する芸術文化として発展します。
仏教経典は仏の教えを正確に伝えるために、一文字一文字を誤りなく書写するということが行われ、同じ経典が何度も繰り返し書写されました。さらに書かれた経文の文字は、その一文字一文字が「仏」としても認識されていきます。文学のなかでも特に詩歌の書は、歌に込められた感情が毛筆を通じて文字として表現されることで、文化を担った人々の美意識が直接的に反映されました。そして手紙は、書き手の地位や内容によって、歴史史料あるいは名筆として重視されていきます。
本展では、当館所蔵の主に日本の経典・文学・手紙を通して、文字が担った役割を紐解きながら、美しい文字の世界をご紹介します。(担当 一本崇之)

Closing Days
毎週月曜日
Opening Hours
午前10時 ~ 午後5時
(入館は午後4時30分まで)
Admission (tax included)
一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

Events

列品解説 毎週土曜日 午後2時から(当館学芸部による)

特別後援 3月24日(日)午後2時 講堂
「文学と毛筆の日本史―書の表現と製筆技術の相互関係をめぐって―」
大阪国際大学教授 村田隆志氏

日曜美術講座 3月10日(日)午後2時 講堂
「仏教経典にみる文学とその装飾」
当館学芸部係長 一本崇之

講座 美術の窓 3月3日(日)午後2時 講堂
連続講座「歌麿―版画で心情の描出を試みる」
第4回「歌麿の全貌(伝記と、錦絵以外の画業)~絵入り
狂歌本、肉筆画、春画」
当館館長 浅野秀剛

Access Information

大和文華館 ヤマトブンカカン

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

Address
〒631-0034
奈良市学園南1-11-6
Website
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
Updated Date:2024.1.24
Created Date:2023.4.12