ID:71612
「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」展 関連企画
明恵礼讃(みょうえらいさん) Praise of Saint Myoe
〝日本最古之茶園" 高山寺と近代数寄者(すきしゃ)たち
“The Oldest Tea Field in Japan” in Kosan-ji Temple and Modern Tea Devotees
Venue
福岡市美術館 1階 古美術企画展示室
Fukuoka Art Museum
Period
2022年8月31日(水)~10月23日(日)
Exhibition Outline
「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」展 関連企画 明恵礼讃(みょうえらいさん) ミョウエライサン 〝日本最古之茶園" 高山寺と近代数寄者(すきしゃ)たち
Praise of Saint Myoe “The Oldest Tea Field in Japan” in Kosan-ji Temple and Modern Tea Devotees
京都、栂尾山高山寺(とがのおさんこうさんじ)の境内に「遺香庵(いこうあん)」という茶室があります。高山寺を中興した明恵上人(みょうえしょうにん)(1173~1232)の七百年遠忌にあたる昭和6年(1931)年11月に、103名の有志によって寄進された茶室です。有志には寄進者総代を務めた高橋箒庵(たかはしそうあん)のほか、益田鈍翁(ますだどんおう)、仰木魯堂(おおぎろどう)、森川如春庵(もりかわにょしゅんあん)といった錚々たる近代数寄者たちが名を連ねています。
釈迦を父と慕い、自然を愛し、終生厳しい仏道修行に励んだ明恵上人の功績と生き様は、没後も人々の崇敬を集め続け、様々に語り継がれてきました。栄西が中国から持ち帰った茶の種を明恵が譲り受け、植え育てたという伝承もその一つ。栂尾の茶園は“日本最古之茶園”と謳われ、ここで産出される茶(栂尾茶)は「本茶」と呼ばれ最上級の茶として珍重されています。近代数寄者たちによる茶室寄進は、こうした明恵上人の「茶恩」に報いようとするものでした。
彼らはまた、茶室の常什品として自作や好み物の茶道具も多数寄進しました。それらには栂尾の自然、高山寺の宝物、明恵上人の伝記などに因む銘や作風を備えるものが少なくありません。本展ではそれらに焦点をあて、茶碗、茶杓、茶入、香合など約50点を展観し、近代数寄者たちが明恵上人へ寄せた追慕と礼讃の想いを辿ります。
- Organizer
- 福岡市美術館、高山寺、西日本新聞社、西日本新聞イベントサービス、テレQ、朝日新聞社
- Closing Days
- 月曜休館 ※ただし月曜が祝日の場合はその翌日
- Opening Hours
- 午前9時30分 ~ 午後5時30分
- ※金・土曜日は午後8時まで開館(入館は閉館の30分前まで)
- Admission (tax included)
- 一般 200円(150円)、高大生 150円(100円)、中学生以下無料
- ※「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」展の観覧券でご覧になれます。
※( )内は20名以上の団体料金。
※展示室入口にて以下の証明書等をご提示の方は無料でご観覧いただけます(障害者手帳アプリ「ミライロID」も使用できます)。▶身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳(以上は提示者とその介護者1名を含みます)/特定医療費(指定難病)受給者証/特定疾患医療受給者証/先天性血液凝固因子障害等医療受給者証/小児慢性特定疾病医療受給者証/福岡市、北九州市、熊本市、鹿児島市在住の65歳以上の方は住所と生年月日がわかるもの(健康保険証、運転免許証等)/wa+club(わたすクラブ)会員の方はその会員証 - Exhibition Website
- https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/cyoujyuu2/
Events
つきなみ講座 「遺香庵の什物―近代数寄者たちが仰ぎ見た高山寺(仮)」
日時●10月1日(土) 15:00~16:00(開場14:30)
講師●後藤 恒(福岡市美術館 学芸員)
会場●1階 ミュージアムホール
定員●180名〔聴講無料、事前申込不要〕
※ご参加の際は、必ずマスクの着用をお願いします。
※定員等は変更になることがあります。詳細は美術館ホームページをご確認下さい。
Access Information
福岡市美術館 フクオカシビジュツカン
Fukuoka Art Museum
- Address
-
〒810-0051
福岡市中央区大濠公園1-6 - Website
- http://www.fukuoka-art-museum.jp/
Created Date:2022.9.7