ID:68889
和歌山の近現代美術の精華 From Modern to Contemporary: The Quintessence of Art in Wakayama
第1部 観山、龍子から黒川紀章まで
第2部 島村逢紅と日本の近代写真
Venue
和歌山県立近代美術館
THE MUSEUM OF MODERN ART,WAKAYAMA
Period
2021年10月23日(土)ー12月19日(日)
Exhibition Outline
和歌山の近現代美術の精華 ワカヤマノキンゲンダイビジュツノセイカ 第1部 観山、龍子から黒川紀章まで
第2部 島村逢紅と日本の近代写真
From Modern to Contemporary: The Quintessence of Art in Wakayama
海と山に囲まれた自然風土を背景に、独自の歴史と文化を育んできた和歌山県は、今年、誕生150年を迎えます。この機に際し、「紀の国わかやま文化祭2021」と連携して開催する本展では、館蔵品はもとより国内各地から、和歌山の近代と現代をめぐる重要作を集めて紹介し、和歌山で育まれた文化の魅力を再発見する機会とします。
第1部 観山、龍子から黒川紀章まで
明治期以降の近現代美術史において独自の足跡を残した美術家を、和歌山は数多く輩出しています。また郷土ゆかりの美術家を招集して南紀美術会を創立した徳川頼倫や徳川頼貞など、その活動を支援した人物もいました。
第1部では、和歌山ゆかりの美術家とその支援者たち、そして当館の建物を設計した黒川紀章まで、28の視点から作品や資料を展示します。
【日本画】下村観山、川端龍子、野長瀬晩花、日高昌克、稗田一穗 【洋画】川口軌外、原勝四郎、石垣栄太郎、村井正誠、松谷武判、宇佐美圭司、野田裕示
【彫刻】下村清時、建畠大夢、保田龍門、建畠覚造、保田春彦 【版画】田中恭吉、恩地孝四郎、逸見享、吉田政次、浜口陽三 【写真】鈴木理策 【デザイン】山名文夫、黒川紀章 【美術文化】南紀美術会、西村伊作、北山清太郎
第2部 島村逢紅と日本の近代写真
和歌山市出身の写真家・島村逢紅(ほうこう)(1890-1944)を、初めて本格的に紹介します。
交流のあった同時代を代表する写真家たち、福原信三、福原路草、野島康三、安井仲治、淵上白陽、そして逢紅を中心に1912年に結成された写真団体「木国(もっこく)写友会」のメンバー、島村嫰葉、島村紫陽、江本綾生、また同郷の保田龍門や荻原守衛など美術家たちの作品も展示し、その関係にも注目します。芸術写真から新興写真へと移り変わる時代において、独自の漆黒と階調表現により、福原路草と対比して「路草の白、逢紅の黒」と評された逢紅は、1930年代には「日本写真会」の同人となり、1939年に資生堂ギャラリーで開催された初個展では高い評価を受けました。
第2部では、1910年代から40年代までの逢紅作品約200点、その他作品約50点によって、その足跡を振り返ります。
- Organizer
- 和歌山県立近代美術館、NHK和歌山放送局、NHKエンタープライズ近畿
- Closing Days
- 月曜日 ただし11月22日(月・ふるさと誕生日)は開館し、24日(水)休館]
- Opening Hours
- 9時30分 ~ 17時
- (入場は16時30分まで)
- Admission (tax included)
- 一般1000(800)円、大学生600(480)円
- ( )内は20名以上の団体料金
*高校生以下、65歳以上の方、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料 *11月13日(土)、11月14日(日)は「関西文化の日」として無料 *11月22日(月)は「ふるさと誕生日」として無料 *10月23日(土)、11月27日(土)は「紀陽文化財団の日」(毎月第4土曜日)として大学生無料 - Exhibit Replacement
- *11月24日(水)に一部展示替えを行います。
- Exhibition Website
- https://www.momaw.jp/exhibit/2021quintessence/
Events
新型コロナウイルス感染症の拡大状況によって、内容の変更、人数の制限、事業の中止を行う場合があります。変更や詳細については、当館ウェブサイトなどをご覧ください。
講演会「和歌山の近現代美術の精華」
10月24日(日)14時から15時30分 2階ホールにて
講師:山野英嗣(当館館長)
スライドレクチャー「和歌山の近現代美術」(学芸員による展示解説)
11月6日(土)日本画(藤本真名美) 11月20日(土)彫刻(青木加苗)
11月21日(日)美術文化(宮本久宣) 11月27日(土)写真(奥村一郎)
12月4日(土)洋画(植野比佐見) 12月11日(土)版画、デザイン(井上芳子)
12月18日(土)現代美術(奥村泰彦)
いずれの日も14時から1時間程度、2階ホールにて
こども美術館部(小学生対象の作品鑑賞会)
12月4日(土)、5日(日)*両日とも11時から1時間程度。定員6名程度。当館ウェブサイトより事前に参加申込みが必要。
Access Information
和歌山県立近代美術館 ワカヤマケンリツキンダイビジュツカン
THE MUSEUM OF MODERN ART,WAKAYAMA
- Address
-
〒640-8137
和歌山市吹上1-4-14 (和歌山城となり) - Website
- https://www.momaw.jp/
Created Date:2021.10.20