ID:66131

大和田俊 個展 OWADA Shun solo exhibition

破裂 OK ひろがり

Explode OK Extent

Venue

小山市立車屋美術館

Kurumaya museum of art

Period

2020年11月28日(土)-2021年2月7日(日)

Exhibition Outline

大和田俊 個展 オオワダシュン コテン 破裂 OK ひろがり

OWADA Shun solo exhibition Explode OK Extent

タイトルの『破裂 OK ひろがり』は元々、インドのトラックやリキシャ―の後ろに描かれた“Sound OK Horn”という文言から来ています。インドにはほとんど信号がなく、車同士がクラクションを鳴らしながらその場その場で交通上のコミュニケーションをとっています。その光景を目にして(耳にして?)、局所的に響きわたる音があちこちで連鎖し、空間を広がっていき、中間的な構造を介さずにインド亜大陸の広大なスケールに至る、という音響的なイメージを持ちました。
個々の車を見てみると、“Sound OK Horn”や“Horn OK” “Sound Horn”などのサインが「クラクションを鳴らしてください」という意図で(ほとんど手書きのレタリングで)描かれています。この呼びかけがトリガーとなってクラクションの連鎖を引き起こしているというのも興味深いのですが、“Sound OK Horn”の英語としての不自然さも面白い。
英語としては“Sound OK Please”あたりが適切なのだと思いますが、街中にあふれるこの不思議な注意書きを見ていると、OKが図像的に中心に来ることで、文法的な繋がりや束縛から離れ、言葉が図像的に散らばっていくように見えてきます。三つの語の間にある空白は文法上のスペースというより、空間的な意味での空白として考えられるのではないかと思っています。
たとえばアマゾン火災によって二酸化炭素が増加し、二酸化炭素が地球規模に充満し、かつ広大な焼け跡ができていること。すこし歴史をさかのぼると、近代に酸素が発見されるまで、空気は「空気の基」と「火の物質」からなると考えられていたということ。局所的に起こっていることが空間を通じて伝播する。それに先立って空間が備えている、離散の契機について考えています。(2020 8/9)

Organizer
小山市立車屋美術館 大和田俊展実行委員会
Sponsership and Cooperation
助成 公益財団法人花王芸術・科学財団
協力 間々田乙女土地改良区
後援 朝日新聞社宇都宮総局 FMおーラジ エフエム栃木 産経新聞社宇都宮支局 下野新聞社 テレビ小山放送 東京新聞社宇都宮支局 とちぎテレビ 栃木放送 毎日新聞宇都宮支局 読売新聞社宇都宮支局
担当 中尾英恵 宣伝美術 鈴木哲生 破裂 黒嵜想 OK 圡方大 ひろがり 森純平
beyond2020
わたしたちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
Closing Days
毎週月曜日(※1月11日は開館)
第4金曜日(12月25日、1月22日)
祝日の翌日(1月12日)年末年始(12月29日ー1月3日)
Opening Hours
9:00 ~ 17:00
(入館は閉館の30分前まで)
※敷地内にある小川家住宅の入館は16時までとなります。
Admission (tax included)
一般400円(300円) 高校・大学生250円(150円)
※中学生・義務教育学生以下無料 ※( )内は20名様以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方と付添1名様無料
Exhibition Website
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/kurumayamuseum/226770.html

Access Information

小山市立車屋美術館 オヤマシリツクルマヤビジュツカン

Kurumaya museum of art

Address
〒329-0214
小山市乙女3-10-34
Website
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/kurumayamuseum/
Updated Date:2020.12.2
Created Date:2020.12.2