ID:62910
ECHO/回向(えこう) 第Ⅰ期
没後100年 服部長七と近代産業遺産
Venue
碧南市藤井達吉現代美術館
HEKINAN CITY TATSUKICHI FUJII MUSEUM OF CONTEMPORARY ART
Period
2019.10/18[金]―11/17[日]
Exhibition Outline
ECHO/回向(えこう) 第Ⅰ期 没後100年 服部長七と近代産業遺産 ボツゴ100ネン ハットリチョウシチトキンダイサンギョウイサン
2008年に開館した碧南市藤井達吉現代美術館は、2020年2月24日[月・祝]を最後に休館に入ります。施設の増築や老朽化した設備の保全工事を行った後、2021年秋にリニューアルオープンする予定です。そのため、当館はこれから休館までの間、美術館が歩んできた10年を振り返る事業を実施します。また、休館中も美術の楽しさをみなさまに伝える活動を継続していく所存です。タイトルに付した「ECHO」は、「こだま」のことです。当館が10年積み重ねてきた活動が、こだまのように広がり、やがて何かのかたちで館に戻ってくることを願って付けました。また、「回向(えこう)」の言葉を並べたのは、この仏教用語を思い重ねて活動を進めていくためです。「回向」は、辞書には「回り差し向ける」とあり、僧侶や自分が修得した善根の功徳を他に回し向けることを意味します。当館は、願わくは休館中も未来へのご意見・ご提言を賜り、2021年秋に再び良き船出をしたいと考えています。今後も引き続き、碧南市藤井達吉現代美術館をご支援ください。
碧南市出身で「人造石(長七たたき)」を考案した服部長七(1840-1919)の没後100年を記念した企画展です。
長七は三和土(たたき)を改良した人造石(長七たたき)を考案しました。この工法は、四日市旧港潮吹防波堤(重要文化財)、豊橋の神野新田堤防や、今年に入り発見された碧南市前浜新田護岸など、全国各地で築堤、築港、樋管などの大小の土木工事で行われました。本展では、こうした服部長七の事績について、長七が復興に尽力した岩津天満宮の所蔵品を中心にご覧いただきます。
- Organizer
- 碧南市藤井達吉現代美術館/碧南市/碧南市教育委員会
- Closing Days
- 月曜日(ただし11/4[月・祝]は開館し、翌11/5[火]は休館]
- Opening Hours
- 10時 ~ 18時
- Admission (tax included)
- 無料
- Exhibition Website
- http://www.city.hekinan.lg.jp/soshiki/kyouiku/museum/exhibition_index/2019h.html
Events
●講演会
「日本の近代化を進めた服部長七と人造石工法(長七たたき)」
講師|天野武弘氏(愛知大学中部地方産業研究所研究員、産業考古学会会長)
日時|11/2[土] 14時~15時30分(聴講無料)
会場|大浜まちかどサロン(美術館向かい)
●対談
「服部長七の波乱に満ちた生涯を語る」
話し手|服部憲明氏(岩津天満宮宮司)
司会|浅井久夫氏(碧南市文化財保護審議会委員)
日時|11/16[土] 14時~15時30分(聴講無料)
会場|大浜まちかどサロン(美術館向かい)
*講演会、対談とも9月18日[水]10時より受付を開始し、定員(60名)になり次第締め切ります。電話にて①氏名②電話番号③参加人数をお知らせください。
●ギャラリートーク
担当学芸員が展覧会について分かりやすく解説します。
解説|豆田誠路(当館学芸員)
日時|10/27[日]、11/3[日]、9[土]、17[日]/14時15分から15分程度
*「コレクション展Ⅰ 新収蔵品を中心に」トーク後に行います。
*申し込み不要。2階ロビーにお集まりください。
●ワークショップ
「長七たたきをつくろう!」
近年、長七たたきはエコロジーの視点から見直されています。石灰と真砂土を混ぜてコンクリートのように固まる長七たたきを体験していただきます。
講師|稲垣尚人(当館教育普及担当ティーチャー)
日時|10/26[土] 14時~15時30分
対象|小学生以上(定員10名、小学生は保護者同伴)
会場|地下1階創作室(集合)
参加費|500円
*9/7[土]9時30分より受付を開始し、定員になり次第締め切ります。(参加費を添えて美術館地下1階まで)
*汚れてもよい服装でご参加ください。
●展示
「これまでのポスター」
碧南市藤井達吉現代美術館がこれまでに開催した企画展のポスターを通して、当館の歩みを振り返っていただきます。
(無料)
第Ⅰ期 10/18[金]-11/17[日]
第Ⅱ期 12/21[土]-2020.2/24[月・祝]
●ワークショップ&インスタレーション
「草を編む」
麦わらや色々な糸を織り込んで自由な形のコースターを作り、美術館の中で発表していただきます。
講師|神戸千津子(当館教育普及担当学芸員)
日時|10/19[土] 14時~16時
対象|小学生以上 大人も参加可(定員15名)
参加費|500円 会場|地下1階創作室(集合)
*9/7[土]9時30分より受付を開始し、定員になり次第締め切ります。(参加費を添えて美術館地下1階まで)
「草をつなぐ」
昔ながらの道具を使って、麦わらで簾(すだれ)をつくります。
講師|稲垣尚人(当館教育普及担当ティーチャー)
日時|10/20[日] 9時30分~14時30分(大浜てらまちウォーキング開催時間)
対象|どなたでも(参加無料)
会場|美術館東側駐車場(集合)
*申し込み不要
Access Information
碧南市藤井達吉現代美術館 ヘキナンシ フジイタツキチ ゲンダイ ビジュツカン
HEKINAN CITY TATSUKICHI FUJII MUSEUM OF CONTEMPORARY ART
- Address
-
〒447-0847
碧南市音羽町1-1 - Website
- https://www.city.hekinan.lg.jp/museum/
Created Date:2019.10.23