ID:60682
日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念
モダン・ウーマン Modern Woman
―フィンランド美術を彩った女性芸術家たち
Finnish Women Artists from the Collection of Ateneum, Finnish National Gallery
100th Anniversary of Diplomatic Relations between Japan and Finland
Venue
国立西洋美術館 新館展示室[東京・上野公園]
THE NATIONAL MUSEUM OF WESTERN ART
Period
2019年6月18日(火)~9月23日(月・祝)
Exhibition Outline
日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念 モダン・ウーマン モダン・ウーマン ―フィンランド美術を彩った女性芸術家たち
Modern Woman Finnish Women Artists from the Collection of Ateneum, Finnish National Gallery
100th Anniversary of Diplomatic Relations between Japan and Finland
19世紀後半から20世紀初頭のフィンランドでは、ロシアからの独立運動、そして1917年に誕生する新しい国家の形成と歩調を合わせて、社会における女性の立場や役割に大変革が起こりました。美術界においても、19世紀半ばに設立されたフィンランドで最初の美術学校は、当時のヨーロッパではめずらしく、創立当初から男女平等の美術教育を奨励しました。この時代の女性たちは、奨学金や留学のチャンスを掴み、国際的な環境で研鑽に励みながら、芸術家としてのキャリアを切り開くことができたのです。
日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念した本展は、独立前後のフィンランドを生き、同国の近代美術に革新をもたらした女性芸術家たちに焦点を当てる、日本で初めての試みです。この展覧会は、フィンランド国立アテネウム美術館の企画によって欧米3都市で開催された国際巡回展をベースに、日本オリジナルの内容に再構成したものです。同美術館のコレクションから、近年世界的にも注目を集めるヘレン・シャルフベック(1862-1946)や、パリでロダンに学び、彼の代表作《カレーの市民》の助手も務めた彫刻家シーグリッド・アフ・フォルセルス(1860-1935)ら7人の女性芸術家を一堂に紹介します。絵画、彫刻、素描、版画など約90点の作品を通して、生涯にわたり独自の芸術表現を追い求めた、彼女たちの多彩な活動と功績を是非ご覧ください。
- Organizer
- 国立西洋美術館、フィンランド国立アテネウム美術館
- Sponsership and Cooperation
- 後援:フィンランド大使館、フィンランドセンター
助成:スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団
協力:ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、西洋美術振興財団 - Closing Days
- 月曜日、7月16日(火) *ただし、7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開館。
- Opening Hours
- 9:30 ~ 17:30
- (金・土曜日は21:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
- Admission (tax included)
- 一般500円(400円)、大学生250円(200円)
- *本展は常設展の観覧券でご覧いただけます。*( )内は20名以上の団体料金。*高校生以下及び18歳未満、65歳以上は無料(入館の際に学生証または年齢の確認できるものをご提示ください)。*心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。*毎週金・土曜日の夜間開館時(17:00~21:00)、および毎月第2・第4 土曜日は本展および常設展は観覧無料。*「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」(6月11日~9月23日)の観覧当日に限り、同展観覧券で本展をご覧いただけます。
- Exhibition Website
- http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019modernwoman.html
- Exhibition Inquiries
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
Events
●国際シンポジウム「近代の女性芸術家たち:フィンランドと日本」 *同時通訳つき
日時:2019年6月21日(金) 14:00-18:00
登壇者:アンナ=マリア・フォン・ボンスドルフ(フィンランド国立アテネウム美術館主席学芸員)
アヌ・ウトリアイネン(フィンランド国立アテネウム美術館上級研究員)
アンナ=マリア・ウィルヤネン(フィンランドセンター所長)
児島 薫(実践女子大学教授)
●講演会「ヘレン・シャルフベックと写真―バーン=ジョーンズ作品の複製写真による影響」
日時:2019年7月13日(土) 14:00-15:30
講師:佐藤直樹(東京藝術大学准教授)
[シンポジウム・講演会共通]
会場:国立西洋美術館講堂(地下2階)
定員:先着130名(聴講無料。ただし聴講券と観覧券が必要です。)
参加方法:当日12:00より、館内インフォメーションにて、観覧券をお持ちの方お一人につき一枚聴講券を配付します。
会場へは、開演の30分前からご入場いただけます(自由席)。
*タイトル、内容等は変更となる場合があります。詳細・最新情報は美術館ホームページでご確認ください。
●ギャラリートーク
展覧会の見どころやおもな作品について、担当研究員が作品を前にして解説します。
日時:7月19日(金)、8月9日(金)、9月6日(金) 各回18:00から約30分
会場:新館2階展示室内
解説:久保田有寿(国立西洋美術館特定研究員)
参加方法:事前申込不要。直接モダン・ウーマン展の展示開始場所(新館2階)へお越しください(参加無料。ただし、観覧券が必要です。)
Access Information
国立西洋美術館 コクリツセイヨウビジュツカン
THE NATIONAL MUSEUM OF WESTERN ART
- Address
-
〒110-0007
台東区上野公園7-7 - Website
- https://www.nmwa.go.jp/
Created Date:2019.3.19