ID:60505
作品受贈記念 生誕110年 川端謹次展 (後期展)
Venue
丹波市立植野記念美術館
TAMBA CITY UENO MEMORIAL ART MUSEUM
Period
平成31年1月26日(土曜日)~3月17日(日曜日)
Exhibition Outline
作品受贈記念 生誕110年 川端謹次展 (後期展) サクヒンジュゾウキネン セイタン110ネン カワバタキンジテン (コウキテン)
川端謹次は1909年(明治42年)に、現在の丹波市柏原町柏原に生まれました。幼少期より絵と工作が好きで、高等小学校卒業時に、当時の東京美術学校に入ることを夢見て、旧制柏原中学校へ進学しました。そこへ、東京美術学校を次席で卒業したばかりの後の日本画家山本求(茂斗萠)が赴任し、彼が作品を集めて開催した西洋画展覧会で藤島武二の絵を見て憧れ、本格的に画家を志しました。
1932年(昭和7年)に東京美術学校に入学し、本科に進んだ翌年から藤島武二の教室で4年間西洋画を学びました。
卒業後は、仙台陸軍幼年学校や、兵庫県立長田高校、関西大学や神戸女子短期大学などで美術を教えながら制作を続け、光風会展や日展に出品し、1998年(平成10年)に89歳で亡くなりました。
川端の絵は、「光と空気と水」をモチーフに、外光のもとで、特に空気感と水のきらめきというものの表現を一貫して追求してきたと本人は語っています。特に1955年(昭和30年)日展で特選を得た「潮風」では遠景で空と海が溶け合って、近景ではテント越しの夏の陽射しのきらめきと空気感を描き切った作品として著名です。
本人は作品を売ることは極めて少なく、自宅アトリエに作品の大部分を保管しておられましたが、阪神淡路大震災でアトリエが倒壊して多くの作品が犠牲になり、それを機に平成12年に神戸市へ172点、当館へは50点の作品が寄贈されました。その後2017年(平成29年)には小品を中心に遺族の手許に残っていた油彩画153点、スケッチ類、画巻、版木類などが当館へ寄贈されました。
この度は比較的大型の作品を中心に後期展として紹介します。
- Organizer
- 丹波市教育委員会、丹波市立植野記念美術館
- Sponsership and Cooperation
- ■後援/神戸新聞社、朝日新聞神戸総局、毎日新聞神戸支局、読売新聞豊岡支局、産経新聞豊岡支局、丹波新聞社、NHK 神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西
- Closing Days
- 月曜日は休館 ただし、2月11日(月曜日)は開館、2月12日(火曜日)は閉館
- Opening Hours
- 午前10時 ~ 午後5時
- (入館は午後4時30分まで)
- Admission (tax included)
- 一般600円、大学・高校300円、小中学生150円 (ココロンカード利用可)
団体割引(20名様以上) 一般500円、大学・高校250円、小中学生100円 - Exhibition Website
- https://www.city.tamba.lg.jp/site/bijyutukan/kawabatazenkikoukiten.html
Events
紺綬褒章伝達式
絵画作品を寄贈頂いた、川端謹次画伯のご子息、川端皓孔さんが内閣府より紺綬褒章を受章されました。谷口市長より紺綬褒章の伝達を行います。
日時 平成30年1月26日(土曜日)13時~
会場 植野記念美術館 2階 ホール
参加費 無料 ※但し、入館料が必要
予約 不要
プレミアムギャラリートーク「 川端謹次作品の見方をかたる 」
日時 平成30年1月26日(土曜日) 13時30分~
会場 植野記念美術館 研修室及び展示室
講師 岡 泰正 氏(神戸ゆかりの美術館・神戸市立小磯記念美術館館長)
参加費 無料 ※但し、観覧料が必要
予約 不要
Access Information
丹波市立植野記念美術館 タンバシリツウエノキネンビジュツカン
TAMBA CITY UENO MEMORIAL ART MUSEUM
- Address
-
〒669-3603
丹波市氷上町西中615-4 - Website
- https://www.city.tamba.lg.jp/site/bijyutukan/
Created Date:2019.3.5