ID:5851
屏風絵の魅力
Venue
根津美術館
NEZU MUSEUM
Period
April 19 (Sat), 2003 ~ May 18 (Sun), 2003
Exhibition Outline
屏風絵の魅力 ビョウブエノミリョク
桃山時代以降の近世、絵画は現世主義的な生活観を背景に、明快な可視的効果を希求し、いちだんと装飾性を強めます。そうした時代風潮にあって、障屏画とならんで大画面に金地濃彩を用いて描く屏風絵は、画家たちがその感性や伎倆を発揮するのにまさに格好の画面形式であったといえます。
今回は「藤花図」を中心とした草花図に、「誰が袖図」などの風俗図を交え、諸派が画技を競った近世屏風絵の魅力が迫ります。金地濃彩の画面に狩野派の伝統が息づく「桜下麝香猫図」「犬追物図」はじめ、鋭い自然への観照眼に裏打ちされた卓抜な構図と色彩が際立つ光琳の「夏草図」、京画壇で光琳と双璧をなす応挙写生画の名品「藤花図」、さらに琳派の掉尾をかざって、其一の強烈な個性の光る「夏秋山水図」など、主題や様式、手法を異にしつつ創造的世界をかたちづくる屏風絵をお楽しみく ださい。
- Organizer
- (財)根津美術館
- Closing Days
- 月曜日(祝日の場合はその翌日)
- Admission (tax included)
- 一般 1000円
学生 700円 - Exhibition Website
- http://www.nezu-muse.or.jp/
- Exhibition Inquiries
- ハローダイヤル03-5777-8600
Access Information
Created Date:1999.3.31