ID:5393

祝う寿ぐ 吉祥の美

サントリー美術館コレクション

Venue

サントリー美術館

Suntory Museum of Art

Period

December 17 (Tue), 2002 ~ February 9 (Thu), 2003

Exhibition Outline

祝う寿ぐ 吉祥の美 イワウコトホグ キッショウノビ サントリー美術館コレクション

「一富士ニ鷹三茄子」は、縁起のよい夢として、誰もが知ることわざです。歳末年始には、門松や正月飾りが、清浄で厳粛な雰囲気を市中に漂わせます。「鶴は千年、亀は万年」といい、これも長寿をことほぐ典型的なイメージです。中国の伝説において不老不死の地とされた蓬莱山は、鶴亀や松竹梅とともに祝儀の飾りにふさわしいイメージとして絵画、工芸を問わず美術作品に好んであしらわれています。
また中国古来の空想の動物である鳳凰や龍や唐獅子などの霊獣は、吉祥文としてなじみの深いものです。さらに千秋万歳や謡曲「高砂」をはじめとして、能、狂言、歌舞伎など芸能全般には祝言性にあふれた吉祥のシンボルが豊かに引用されており、美術にも影響を与えてきました。
当館は開館以来、「生活の中の美」を日本美術の中に見出すことを基本理念に、収集を重ねてきました。絵画、蒔絵、陶磁、染織など、材質や分野を問わずこれらの収蔵品の中にさまざまな吉祥文を見出せることは、これらの文様が人々の暮らしに深く根づいていたことをはっきりと物語っています。今回の展覧会では、菊水文や宝尽くし、七福神など、昔の人々が富貴や長寿、子孫繁栄などの願いをこめたさまざまなおめでたいしるしを美術作品の中にさがしてみました。新春を迎えるにあたり、縁起の良い吉祥文の数々にふれることによって幸福を呼び寄せてはいかがでしょうか。ご期待ください。

Organizer
サントリー美術館
Admission (tax included)
一般800円、高校・大学生600円、小・中学生400円
(10名以上の団体は、各100円割引き)
Exhibition Website
http://www.suntory.co.jp/sma/
Exhibition Inquiries
TEL:03-3479-8600

Access Information

サントリー美術館 サントリービジュツカン

Suntory Museum of Art

Address
〒107-8643
港区赤坂9-7-4 六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階
Website
http://suntory.jp/SMA/
General Inquiries
Tel 03-3479-8600
Updated Date:2010.10.19
Created Date:2000.10.17