ID:5291

マン・レイ写真展

Venue

山口県立美術館

Yamaguchi Prefectural Museum of Art

Period

December 20 (Fri), 2002 ~ February 2 (Thu), 2003

Exhibition Outline

マン・レイ写真展 マン・レイシャシンテン

マン・レイ(光の人)と名乗る芸術家。マン・レイ(1890-1976)は1910年代以降ニューヨークとパリの前衛芸術の中心で活躍し、絵画、オブジェ、写真、映画と様々な作品を残しました。しかし《光を操る人》という彼の名に最もふさわしいのは写真作品でしょう。彼は当時はまだ新しい技術で絵画よりも芸術的価値が低く見られていた写真に新しい可能性を見いだし、数多くの作品を残しました。20世紀の新しい芸術表現という地位を写真に与えたのです。
自身の作品を記録することから始まり、やがてニューヨーク・ダダ、シュルレアリスムといった前衛芸術活動の中心人物となったマン・レイは、友人マルセル・デュシャンの作品や肖像写真の撮影を始めます。パリに渡った後は、ファッション・デザイナーのボール・ボワレの衣装を撮った写真が評判となり、写真家としての名声が高まりました。ピカソら友人の肖像写真はモデルの性格や雰囲気までも的確に捉えており、非常に興味深いものです。また、大胆なフレーミングや、彼が発見した新しい技術ソラリゼーションやレイヨグラフなど実験的な手法で、それまでの写真のイメージを一新させる作品を残しています。
本展覧会では、芸術家たちの肖像写真、恋人キキ・ド・モンパルナスや妻ジュリエットなどの女性たち、当時の最新のファッションを撮った写真など9章によりマン・レイの作品を紹介します。彼が写真を始めた1915年頃から晩年1975年まで約60年にわたる出品作品559点の中にはマン・レイ本人による貴重なヴィンテージ・プリント220枚も含まれています。また、マン・レイによる短編映画5本も上映し、マン・レイの写真作品の全貌を紹介します。

Organizer
山口県立美術館
Closing Days
月曜日(12/23、1/13は開館) 、12/24、12/28~1/3、1/14
Admission (tax included)
一般 1000(800)円
学生 800(600)円
※( )内は20名以上の団体料金
Exhibition Website
http://www.yma-web.jp/
Exhibition Inquiries
Tel:083-925-7788 Fax:083-925-7790

Access Information

山口県立美術館 ヤマグチケンリツビジュツカン

Yamaguchi Prefectural Museum of Art

Address
〒753-0089
山口市亀山町3-1
Website
http://www.yma-web.jp/
Updated Date:2010.12.15
Created Date:1999.3.31