ID:52638
動き出す!絵画 ペール北山の夢 Paintings GO Motion!
モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち
Kitayama Seitaro and Artists in the Taisho Era
Venue
下関市立美術館
SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM
Period
2017年1月28日(土)~3月12日(日)
Exhibition Outline
動き出す!絵画 ペール北山の夢 ウゴキダス!カイガ ペールキタヤマノユメ モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち
Paintings GO Motion! Kitayama Seitaro and Artists in the Taisho Era
大正時代、若き洋画家たちはヨーロッパ美術に熱狂し、新しい表現を生み出すことに熱中した。
明治末から留学を果たしてヨーロッパの作品を実見した芸術家たちは、帰国後、その衝撃を日本の美術界に伝えた。たとえば、斎藤与里はセザンヌ、マティスについて文芸雑誌で紹介し、高村光太郎は、「緑色の太陽」を発表して芸術の自由を高らかにうたった。 また、『早稲田文学』、『スバル』、『白樺』などの雑誌は、ルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ロダンらを紹介し、芸術家たちを刺激した。 そして影響を受けた彼らは、これまでにない独自の芸術を模索しながら、作品制作と展覧会開催へと熱を帯びていく。
北山清太郎(きたやませいたろう 1888-1945)は、そんな若き芸術家たち-岸田劉生、萬鉄五郎、木村荘八らの支援者であった。雑誌『現代の洋画』を刊行してヨーロッパ美術の情報をもたらし、岸田らが参加したフュウザン会や草土社の展覧会の企画運営に携わった。パリでファン・ゴッホらを支援した画材商ペール・タンギー(タンギーじいさん)になぞらえて、「ペール北山」と呼ばれた大正の美術を支えたおやじである。のちに美術からアニメーションの世界に足を踏み入れ、日本最初のアニメーションを手がけた一人となった。
本展では、大正期の美術界に功績を残した北山清太郎の仕事を追いながら、彼が紹介した印象派からポスト印象派、キュビスムまでのヨーロッパ絵画、それらに感化されて新しい表現を展開した日本の芸術家たちによる作品を同時に展示。絵画、彫刻、資料およそ200点で、今から約100年前の美術「熱」をお伝えする。
- Organizer
- 下関市立美術館、読売新聞社、KRY山口放送、美術館連絡協議会
- Sponsership and Cooperation
- [協賛]ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
[協力]和歌山県立近代美術館
[助成]芸術文化振興基金 - Closing Days
- 月曜日
- Opening Hours
- 午前9時30分 ~ 午後5時
- (入館は午後4時30分まで)
- Admission (tax included)
- 一般1,200円(960円)
大学生900円(720円) - ※( )内は団体(20名以上)料金
※18歳以下、70歳以上の方および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料 - Exhibit Replacement
- 会期中に一部展示替あり
- Exhibition Website
- http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/2016kitayama01.html
Events
①記念講演会
「身振りとマティエール-日本における表現的絵画の台頭」
講師:北澤憲昭(美術史家・美術評論家・女子美術大学教授)
日時:2月18日(土)午後2時~午後3時30分
②アート・トークしものせき2017
「あなたの知らない都市・下関」
下関の近代にかかわるさまざまなイメージを掘り起こし、都市の知られざる魅力を再発見するためのトークイベント!
〔下関市・東亜大学包括的連携協力事業〕
日時:2月5日(日)午後1時~午後3時30分
プログラム詳細:
(1) 基調講演「近代下関の都市的経験」
講師:礒永和貴(東亜大学人間科学部国際交流学科准教授)
時間:午後1時~午後2時
(2) 対話集会「下関・近代都市としての魅力」
大学教員、文化行政実務担当、美術館学芸員と来場者によるトーク
時間:午後2時15分~午後3時30分
③美術講座「魅力発見!近代洋画っておもしろい」
学芸員が日本近代洋画についてわかりやすく語ります。
日時:3月5日(日)午後2時~午後3時30分
④ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
日時:1月28日(土)、3月4日(土)それぞれ午後2時~午後3時
※ご参加には当日の観覧受付が必要です。
⑤ワークショップ「みんなでアニメ・リレー」
絵を描き継いで、紙アニメーション(パラパラまんが)をつくりましょう!
※開館時間中、ご自由にご参加いただけます。
◆会場
①~③下関市立美術館 講堂
④同 展示室
⑤同 エントランスホール、展示ホール、講堂いずれか
※④(要観覧受付)をのぞき聴講無料/いずれも事前申込不要
Access Information
下関市立美術館 シモノセキシリツビジュツカン
SHIMONOSEKI CITY ART MUSEUM
- Address
-
〒752-0986
下関市長府黒門東町1-1 - Website
- http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/
Created Date:2016.12.20