ID:50456
常設展
「岡本太郎と音楽―響き・不協和音」
Venue
川崎市岡本太郎美術館 常設展示室
TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI
Period
2016年4月14日(木)~7月3日(日)
Exhibition Outline
常設展 「岡本太郎と音楽―響き・不協和音」 「オカモトタロウトオンガク―ヒビキ・フキョウワオン」
岡本太郎にとって、画家への道は自ら望んだというよりも、母かの子の強い希望に沿った、いわば敷かれたレールでした。かの子の没後、長いパリ留学も終わりにさしかかった時期、父一平は、「君は中学生のとき画より音楽の方がずっと好きなようだった」と手紙に書き綴っています。「これからもしタゴシがやはり音楽が天成好きなら音楽をやり、楽器を執るに、もし手練れの年齢の時期が過ぎたのなら作曲に関したことでもやり、とにかく好きな道で苦楽して一生を終わらせ度い。そのため絵はよしても仕方ない。」(『母の手紙』婦女界社、1941年)
音楽を本業にすることこそありませんでしたが、アトリエには与謝野晶子から贈られたピアノを置き、全くの独学ではありましたが、制作の合間にショパンの「雨だれ」などを弾いて楽しみました。岡本の絵画にも、共感覚にも似た、色やかたちの響きを感じるものが数多くあります。岡本太郎の作品に響く音に、どうぞ耳をすませてみてください。
- Organizer
- 川崎市岡本太郎美術館
- Closing Days
- 月曜日、5月6日(金)
- Admission (tax included)
- 2016年4月14日(木)~4月22日(木)まで
一般 500(400)円、高・大学生・65歳以上 300(240)円、中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
2016年4月23日(金)~7月3日(日)まで
一般 800(640)円、高・大学生・65歳以上 600(480)円、中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※企画展、常設展のセット料金になります。
- Exhibition Website
- http://www.taromuseum.jp/exhibition/collection.html
Events
ワンポイント・トーク
学芸員による「岡本太郎と音楽―響き・不協和音」のギャラリートーク。
日時:5月14日(土)、5月22日(日) 13:30~
会場:川崎市岡本太郎美術館 常設展示室 (要観覧料)
ミュージアム・コンサート
「岡本太郎とモーツァルト」
岡本太郎は、少年時代は美術と音楽とどちらの道に進むか迷ったほど音楽を愛好していたといいます。パリに留学していた若き日、岡本太郎は「真空で明るく、隅々まで残酷にすき透った」モーツァルトの音楽にひかれ、強く心を打たれました。 今回のコンサートでは、常設展「岡本太郎と音楽─響き・不協和音」にあわせまして、岡本が心ひかれたモーツァルトの曲を、フルートと弦楽トリオの演奏にてお楽しみいただきます。
日時:2016年6月11日(土祝) 14:00~
開催場所:川崎市岡本太郎美術館ギャラリースペース
申し込み等:申し込み不要 (当日先着順・座席数80)
出演者:フルート 常山こずえ
ヴァイオリン 門野由奈
ビオラ 池辺真帆
チェロ 奥平華子
曲目(予定):モーツァルト フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285
モーツァルト ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563より、第6楽章
モーツァルト キラキラ星変奏曲/ 加藤泰徳編曲
モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
Access Information
川崎市岡本太郎美術館 カワサキシオカモトタロウビジュツカン
TARO OKAMOTO MUSEUM OF ART,KAWASAKI
- Address
-
〒214-0032
川崎市多摩区枡形7-1-5 - Website
- https://www.taromuseum.jp/
Created Date:2016.6.7