ID:48214
練馬区立美術館開館30周年記念
アルフレッド・シスレー展 Sisley.
―印象派、空と水辺の風景画家―
Venue
練馬区立美術館
NERIMA ART MUSEUM
Period
2015 09.20 |sun| ▶ 11.15 |sun|
Exhibition Outline
練馬区立美術館開館30周年記念 アルフレッド・シスレー展 アルフレッド・シスレーテン ―印象派、空と水辺の風景画家―
Sisley.
印象派を代表する風景画家アルフレッド・シスレー(Alfred Sisley / 1839-1899年)は、生涯を通してイル=ド=フランスの静謐な風景を描き続けました。彼の作品は、他の印象派の画家と同様、日本国内にも多く所蔵されています。日本における印象派コレクションの周知が広く望まれているという背景を踏まえ、この度のシスレー展では貴重な国内コレクション約20点を中心にシスレーの画業を紹介します。
本展では、シスレーの印象主義的作風が顕著になる1870年代から、パリ近郊の村モレ=シュル=ロワンに居を構えた最晩年の1890年代までを回顧します。この間、シスレーはパリを離れ、まるでセーヌ川を追いかけるように郊外の町を転々としました。彼の描く風景に多く登場するセーヌ川とその支流は、ゆるやかな流れを湛えるばかりでなく、季節ごとの表情を見せています。その情景は私たちに豊かな自然のイメージを与えますが、実はこの川の流れも19世紀の近代化、つまりテクノロジーによって作り上げられたものでした。シスレーの描いた穏やかな川辺風景は、技術の近代化によって誕生したとも言えるのです。
また、シスレーによって揺るぎないものとなった印象主義的風景画の典型は、日本の画家にも影響を与えています。シスレーの風景画を知ることで、洋画における風景画のスタイルが確立されたと言えるかもしれません。その影響関係は、模写やモチーフ、構図などのエッセンスの借用という形で表われています。
このようにシスレーの画業を、「テクノロジーと描かれた河川」そして「シスレーの日本における影響」という2つの視点を交えて見つめます。美しく穏やかなシスレーの景色を、お楽しみください。
- Organizer
- 練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会) 毎日新聞社
- Sponsership and Cooperation
- 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛:大伸社
協力:国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所 - Closing Days
- 月曜日 *但し、9月21日、10月12日(月・祝)は開館、翌平日休館
- Opening Hours
- 10:00 ~ 18:00
- 入館は17:30まで
- Admission (tax included)
- 一般 1000円、高校・大学生および65~74歳 800円、
中学生以下および75歳以上無料 (その他各種割引制度あり) - ※無料、割引対象の方は確認できるものをご提示ください。
- Exhibition Website
- http://www.neribun.or.jp/web/01_event/d_museum.cgi?id=10066
Events
A 《絵画を考える特別講演会》
[1] シスレー芸術の魅力―空と水辺
島田紀夫 (実践女子大学名誉教授、石橋財団ブリヂストン美術館前館長)
10月3日(土) 14:30~16:00
内容:シスレー作品の見どころ紹介とともに、作品の魅力に迫ります。
【申込締切 9月18日(金) 必着】
[2] 「絵になる」川の眺めを探して
萩島哲 (九州大学名誉教授)
10月10日(土) 14:30~16:00
内容:シスレーが歩いたモレの風景を、都市デザイン学から読み解きます。
【申込締切 9月25日(金) 必着】
[3] テクノロジーが支えた印象派の水面 (みなも)―セーヌ川革命の19世紀
佐川美加 (セーヌ川研究家、『パリが沈んだ日―セーヌ川の洪水史』(白水社)著者)
10月17日(土) 14:30~16:00
内容:19世紀半ば、技術革新の波はセーヌの流れにも押し寄せていました。これまでにない視点から印象派作品の「水面」に迫ります。
【申込締切 10月2日(金) 必着】
[4] アルフレッド・シスレーと作品の行方:コレクター、画廊、美術館
小泉順也 (一橋大学大学院准教授)
10月31日(土) 14:30~16:00
内容:シスレーの作品が辿った現在までの歴史を、読み解きます。
【申込締切 10月16日(金) 必着】
[5] 印象派の風景画―日本近代洋画との関係
小野寛子 (当館学芸員)
11月7日(土) 14:30~16:00
内容:印象派の風景画が、日本の洋画(風景画)に与えた影響について考えます。
【申込締切 10月23日(金) 必着】
*A1~5共通:【定員】中学生以上、70名。参加には観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。
B 《河川を学ぶワークショップ》
[1] 東京の川、荒川を知る―川から見る水の都市・東京の姿―
事前学習:9月26日(土) 14:00~15:00
(講師:小野寛子 [当館学芸員])
フィールドワーク:10月8日(木) 13:00~17:00
(講師:里村真吾 [国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所 事務所長])
内容:展覧会を鑑賞し、後日、実際に船に乗り、河川と都市について学びます。
定員:中学生以上、30名
【申込締切 9月11日(金) 必着】
[2] 練馬の川、石神井川を知る―歩いてめぐる練馬の歴史と風景―
事前学習:10月10日(土) 10:30~11:30
(講師:小野寛子 [当館学芸員])
フィールドワーク:10月18日(日) 14:00~17:00
(講師:根岸博之 [当館職員、都市史学会会員])
内容:展覧会を鑑賞し、後日、石神井川周辺を散策し、練馬の歴史と風景の変遷について学びます。
定員:中学生以上、15名
【申込締切 9月25日(金) 必着】
*B1、2共通:事前学習当日の観覧券および交通費、保険料(100円程度)など実費はご負担頂きます。
子ども向けワークショップも予定しています。
詳細は、ホームページや区報をご覧ください。
C 《貫井図書館共同主催:声優、銀河万丈による読み語り》
9月27日(日) 15:00~16:30
定員:中学生以上、70名
【申込締切 9月11日(金) 必着】
※参加には、観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。演題については、決定次第ホームページに掲載します。
A~C申込方法:
①イベント名 ②住所 ③氏名(ふりがな) ④年齢(学年) ⑤電話番号 を記入の上、往復ハガキまたはEメール(event-museum@neribun.or.jp)にて練馬区立美術館へ。Eメールのタイトルは、「(希望イベント名) 申込」と記載。尚、1通のハガキ・Eメールで2名まで応募可(連名で記入)。
*1つのイベントにつき1通のハガキ・Eメールで申込のこと。
D 《広瀬敏郎 シャンソン・コンサート》
*事前申込不要。当日観覧券が必要です。
10月4日(日) 15:00~16:00
会場:美術館ロビー
*専用座席(50席)はご用意しておりますが、ロビー設置ソファ、立見などでも鑑賞頂けます。専用座席に着席されたい方は、整理券をお渡ししますので、受付にて観覧券お求めの際にお申し付けください。当日10時より、先着順にて配布します。
E 《学芸員によるギャラリートーク》
*事前申込不要。当日観覧券が必要です。
10月15日(木)、11月4日(水) 14:30~15:00
[Sisley's Birthday]
10月30日は、アルフレッド・シスレーの誕生日!!
当日は、記念コンサート(事前申込制)や観覧者プレゼント(先着200名)など、盛りだくさん!
詳細は、ホームページをご覧ください。
Access Information
練馬区立美術館 ネリマクリツビジュツカン
NERIMA ART MUSEUM
- Address
-
〒176-0021
練馬区貫井1-36-16 - Website
- https://www.neribun.or.jp/museum.html
Created Date:2015.11.17