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開館30周年記念

没後100年 小林清親展 KOBAYASHI KIYOCHIKA 100th Year Memorial Exhibition

文明開化の光と影をみつめて

Venue

練馬区立美術館

NERIMA ART MUSEUM

Period

2015年4月5日(日)→5月17日(日)

Exhibition Outline

開館30周年記念 没後100年 小林清親展 ボツゴ100ネン コバヤシキヨチカテン 文明開化の光と影をみつめて

KOBAYASHI KIYOCHIKA 100th Year Memorial Exhibition

江戸、本所に生まれた小林清親(弘化4~大正4・1847~1915)は幕臣として伏見の戦いにも参戦、江戸城開城を目の当たりにするなど、まさに、江戸の終焉を肌身に感じる青年時代を送っています。
明治9年(1876)、清親は江戸からの変貌を遂げた東京の風景を、銅版画や水彩画を意識し、光と影の表現を駆使した新しい感覚の木版画として世に送り出しました。「光線画」の誕生です。清親はこの新東京風景を次々と発表しセンセーショナルなデビューを果たします。こうした風景画に加えて、花鳥画や静物画などを発表。その表現、技術共に頂点に達しますが、明治14年を最後に、好評だった東京風景画をやめ、劇画、社会風刺画を描きジャーナリズムとの関係も深めていきます。明治27年、日清戦争が始まると戦争画を手がけるなど、社会、風俗に応じた、浮世絵師としての仕事を全うしてきましたが、木版画の斜陽には抗 (あらが) えず、出版からは離れ、50歳を過ぎた頃から肉筆画にその活動の場を求めていくことになります。
明治後期からは一線を退き、時代に取り残された浮世絵師の残像と見なされがちな清親でしたが、近年、肉筆画の大作が発見されるなど評価も変わりつつあります。
没後100年の記念展となる本展では、版画・肉筆画・スケッチなど約280点により、“最後の浮世絵師”清親を総合的に回顧します。

Organizer
練馬区立美術館(公益財団法人 練馬区文化振興協会) 日本経済新聞社
Sponsership and Cooperation
協力=横浜美術館
Closing Days
月曜日
◎但し、5月4・5・6日は開館、7日は休館
Opening Hours
午前10時 ~ 午後6時
入館は午後5時30分まで
Admission (tax included)
一般 500円、高・大学生および65~74歳 300円、中学生以下および75歳以上無料
(その他各種割引制度あり)
Exhibit Replacement
◎会期中作品の入れ替えをいたします。
Exhibition Website
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/kiyochika2015.html

Events

[1] 記念講演会
「清親の生涯」
日時 4月12日(日) 15:00~
会場 サンライフ練馬3階 (美術館横)
講師 岡本祐美 (北海道教育大学教授)
定員 中学生以上 70名
申込締切 3月27日(金)必着
◎参加には観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。

[2] 記念講演会
「小林清親の学んだもの」
日時 5月2日(土) 15:00~
会場 美術館視聴覚室
講師 加藤陽介 (当館学芸員)
定員 中学生以上 70名
申込締切 4月15日(水)必着
◎参加には観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。

[3] 声優、銀河万丈による読み語り
(貫井図書館共同主催)
日時 4月26日(日) 15:00~
会場 美術館視聴覚室
演題 藤沢周平「旅の誘い」ほか
定員 中学生以上 70名
申込締切 4月10日(金)必着
◎参加には観覧券(当日以外の半券でも可)が必要です。

[4] 浮世絵版画の摺りの実演~葛飾北斎
「冨嶽三十六景 神奈川沖波裏」
日時 4月25日(土)
第1回目 11:00~ 第2回目 14:00~ (各回90分ほど)
会場 美術館ロビー
解説 渡邊章一郎 (渡邊木版美術画舗)
◎事前申込み不要。(当日の観覧券が必要です)

[5] 学芸員によるギャラリートーク
日時 4月18日(土) 15:00~ 5月9日(土) 15:00~
会場 当館展示室
◎事前申込み不要。(当日の観覧券が必要です)

[6] 記念コンサート
日時 4月19日(日) 15:00~
会場 美術館ロビー
演奏 小池ちとせ (ピアノ/武蔵野音楽大学准教授) 三宅 進 (チェロ/仙台フィルハーモニー管弦楽団ソロ首席奏者・武蔵野音楽大学講師)
◎事前申込み不要。(当日の観覧券が必要です)

1、2、3の申込方法: ①イベント名 ②住所 ③氏名(ふりがな) ④年齢(学年) ⑤電話番号を記入の上、往復ハガキまたはEメール(museum@city.nerima.tokyo.jp)にて練馬区立美術館へ。Eメールのタイトルは、「(希望イベント) 申込」(例「4月12日講演会」申込)と記載すること。尚、1通のハガキ・メールで2名までご応募頂けます。連名で記入してください。複数のイベントに申込の際は、1つのイベントにつき1通のハガキ・メールを出してください。まとめてのご応募はできません。

Access Information

練馬区立美術館 ネリマクリツビジュツカン

NERIMA ART MUSEUM

Address
〒176-0021
練馬区貫井1-36-16
Website
https://www.neribun.or.jp/museum.html
Updated Date:2015.3.31
Created Date:2015.3.31