ID:37471

[特別展]

木島櫻谷 (このしまおうこく)

―京都日本画の俊英―

画三昧、それが私の生きる道

Venue

泉屋博古館

SEN-OKU HAKUKO KAN

Period

2013年10月26日(土)―12月15日(日)

Exhibition Outline

[特別展] 木島櫻谷 (このしまおうこく) コノシマオウコク ―京都日本画の俊英―

どこまでも優しいまなざし、からみつく柔らかな毛並み―透徹した自然観察と詩情の調和した品格ある日本画で、明治から昭和の京都画壇の第一人者とされた木島櫻谷 (このしまおうこく) (一八七七―一九三八)。ことにその動物画は、いまなお私たちをひきつけてやみません。
京都三条室町に生まれ、円山四条派の流れをくむ今尾景年のもとでいち早く才能を開花させた櫻谷は、明治後半から大正には人物画や花鳥画で文展の花形として活躍、続く帝展では審査員を務めるなど多忙の日々を送りました。しかし五〇歳頃からは次第に画壇と距離をとり、郊外の自邸での書物に囲まれた文雅生活のなか、瀟洒な南画風の境地にいたりました。
徹底した写生、卓越した筆技、呉服の町育ちのデザイン感覚、そして生涯保ち続けた文人の精神。そこに醸し出される清潔で華奢な情趣は、京都文化の上澄みとでもいえるでしょうか。本展は各時期の代表作を中心に、公益財団法人櫻谷文庫の未公開資料もあわせ、櫻谷の多彩な画業を振り返るものです。

Organizer
公益財団法人 泉屋博古館、公益財団法人 櫻谷文庫
Sponsership and Cooperation
【後援】京都市、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、公益社団法人 京都市観光協会、NHK京都放送局 【助成】芸術文化振興基金
Closing Days
月曜日、11月5日(火)
※但し11月4日は開館
Opening Hours
午前10時30分 ~ 午後5時
入館は午後4時30分まで
Admission (tax included)
一般730円、高大生520円、小中生310円
※団体(20名様以上)2割引
Exhibit Replacement
期間中、大幅な展示替えがあります。
Exhibition Website
http://www.sen-oku.or.jp/test/kyoto/program/

Events

●せんおくアートサロン
「木島櫻谷と京都の日本画を語ろう」
11月9日(土) 午後1時30分~3時30分
(当館講堂にて・先着100名様まで)

[パネラー]
平野重光 (美術史家)…「櫻谷と京都の日本画の流れ」
今尾景之 (日本画家・今尾景年ご令孫)…「景年画塾と櫻谷の芸術」
清水重敦 (京都工芸繊維大学准教授)…「櫻谷の理想郷とは~櫻谷邸の分析から」

●見学会
「木島櫻谷旧邸―櫻谷の理想郷とは?」
後半生を過ごした自邸に込めた櫻谷の思いを、気鋭の近代建築史家が読み解きます。

11月8日(金) ①午後1時~ ②午後3時~ (事前申込制・各回先着20名様)
講師=清水重敦 (京都工芸繊維大学准教授)
参加費=1000円 | 集合=木島櫻谷旧邸(現櫻谷文庫)正門(北区等持院東町)
申込方法=メール、ファックス、往復はがきにて氏名・電話番号・希望回・人数をご記入のうえ泉屋博古館にお申し込みください。(定員になり次第締め切ります)

●列品解説
※午後2時より展示室にて学芸員が行います。

「木島櫻谷」…11月2日(土)、11月30日(土)
「中国青銅器」…11月23日(土)
※常設展「中国青銅器の時代」は、毎日ミュージアムボランティアによる解説があります。

Access Information

泉屋博古館 センオクハクコカン

SEN-OKU HAKUKO KAN

Address
〒606-8431
京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
Website
https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/
Updated Date:2013.10.22
Created Date:2013.2.27