ID:36162

館蔵品展

名所江戸百景の秋と冬

Venue

静岡市東海道広重美術館

SHIZUOKA CITY TOKAIDO HIROSHIGE MUSEUM of ART

Period

平成24年
[前期] 10月30日(火)~11月18日(日)
[後期] 11月20日(火)~12月9日(日)

平成24年
[前期] 10月30日(火)~11月18日(日)
[後期] 11月20日(火)~12月9日(日)

Exhibition Outline

館蔵品展 名所江戸百景の秋と冬 メイショエドヒャッケイノアキトフユ

「名所江戸百景」は名所絵師・歌川広重の最晩年の代表作です。版行が始まったのは安政三(1856)年。前年の安政二年には安政の大地震が起こり、江戸の街は甚大な被害を受けました。そのような中で広重は、自身が亡くなる安政五年まで版行を続け、最終的には一二〇枚にもおよぶ生涯最大の揃物となりました。「これぞ江戸!」と言わんばかりに江戸っ子の愛する街のさまざまな風景を、四季折々の行事や美しい自然とともに描いた本揃物は、町の復興を目指す人々を応援する意味もあったのかもしれません。
本揃物は、広重が晩年に得意とした縦長の画面を活かした構図であり、近景に大きくモチーフを配することで極端な遠近感を生みだす「近景拡大構図」が多用されています。特に花鳥画を得意とした広重らしく、近景のモチーフには花や鳥など動植物が描かれ、まさに広重の集大成ともいえる作品です。後にゴッホやモネなど遠く西洋の人々にも高い評価を得て"ジャポニスム"の原動力ともなりました。
本展では「名所江戸百景」を中心に、浮世絵に描かれた江戸時代の秋と冬の風景をご紹介します。一五〇年以上経た現代でも、なお見る者を惹きつけてやまない広重の作品の数々をぜひお楽しみください。なお、小展示室では前期に広重の花鳥画を、後期には「忠臣蔵」を展示いたします。

Organizer
静岡市東海道広重美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団
Sponsership and Cooperation
後援:静岡市教育委員会 静岡県教育委員会
Closing Days
毎週月曜日(臨時休館および年末年始休館:12月10日~1月3日)
Opening Hours
午前9時 ~ 午後5時
入館は閉館の30分前まで
Admission (tax included)
一般500円(400円)、大学生・高校生300円(240円)
中学生以下及び静岡市在住の70歳以上の方は無料
※( )は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳等をご持参の方及び介助者は無料
Exhibit Replacement
※作品保護のため、前期後期で作品を総入れ替えします。
Exhibition Website
http://www.yuihiroshige.jp/exhibition/121002/index.html

Events

※すべて参加費無料(入場料別途)

講演会「広重と名所江戸百景」
●日時:12月1日(土) 午後2時~
●講師:浅野 秀剛氏 (大和文華館 館長)
●会場:静岡市東海道広重美術館 2階講座室
●募集人数:40名 (要申込)
●参加方法:11月3日(土・祝)9時より電話にて受付(先着順)

ギャラリートーク
●日時:11月10日(土)、24日(土) いずれも午後1時30分~
●会場:静岡市東海道広重美術館 展示室内
●参加方法:当館エントランスに直接お集まりください。

Access Information

静岡市東海道広重美術館 シズオカシトウカイドウヒロシゲビジュツカン

SHIZUOKA CITY TOKAIDO HIROSHIGE MUSEUM of ART

Address
〒421-3103
静岡市清水区由比297-1
Website
https://tokaido-hiroshige.jp/
Updated Date:2012.10.22
Created Date:2012.10.17