ID:34748

アール・デコ 光のエレガンス Elegant Illumination: Art Deco Lights

ルネ・ラリック、ドームを中心に

華麗なるあかりの革命

Venue

パナソニック汐留ミュージアム

Shiodome Museum ROUAULT GALLERY

Period

2012年7月7日(土)―9月23日(日)

Exhibition Outline

アール・デコ 光のエレガンス アール・デコ ヒカリノエレガンス ルネ・ラリック、ドームを中心に

Elegant Illumination: Art Deco Lights

1920年代を中心にしたアール・デコ期、電気は一般家庭にも普及し、電気照明を利用したシックでモダンなインテリアが、生活環境を一変させました。白熱電球の発明にはじまる電気照明は、直線と立体の知的な構成を特徴とするアール・デコという美術様式に出会い新しいラグジュアリーの概念を誕生させたのです。本展では、ドーム、国立セーヴル製陶所、ラリックなど、アーティストが手がけたデザイン性豊かな照明器具を中心に、テーブル・セッティングや家具を用いての再現コーナーを交え、アール・デコの芸術的空間演出をご紹介します。
第一部では「カラフル」をテーマに、パート・ド・ヴェール技法の照明器具を紹介します。この技法は、古代エジプトに起源をもつ、砕いたガラスを鋳型に入れて窯の中で熔かして焼き上げる特殊な製法で、アール・ヌーヴォー期に再興され、1920年代のアール・デコ期に花開きました。本展では、アルジィ=ルソーの照明器具を中心に、アール・ヌーヴォーと共通の自然主義に基づきながら、様式化されたアール・デコの特徴をもつ、カラフルで色鮮やかな作品を紹介します。
第二部は「シック」をテーマとし、サロンの再現展示を中心に、フランスのアール・デコの粋ともいえる作家ジャン・デュナンの漆芸パネル、光を透過する「磁器」の特性を利用した照明器具など、優れたデザイン性に加え、当時ならではの素材使いにより、興味深い作品を紹介します。
第三部では、ラリック作品を中心に、初公開の天井灯とオリジナル・セットによるテーブル・セッティングなど、食の空間に関連する作品を紹介します。ルネ・ラリックは透明ガラスを利用したモノトーンでシックな光の演出により、ラグジュアリーの概念を塗り替えました。
「光とスピード」と題したエピローグはレディエンス―閃光(せんこう):未来へ向かって―をテーマとし、光とスピードを主題にしたオブジェとポスターを展示します。電光や稲妻を連想させる放射線やジグザグ文様は、スピードを表わすモチーフと共に、躍動感を表すアール・デコの象徴的モチーフでした。
このように本展は、硬質で眩しい電気の光を、優れた芸術感覚により生活の中に取り入れた、20世紀初頭の知恵とセンスに出会う新しい体験となるでしょう。

Organizer
パナソニック 汐留ミュージアム、東京新聞
Sponsership and Cooperation
後援=フランス大使館、ドイツ連邦共和国大使館、港区教育委員会
Closing Days
水曜日、8月11日(土)―8月16日(木)
Opening Hours
午前10時 ~ 午後6時
入館は午後5時30分まで
Admission (tax included)
一般:700円(600円)、65歳以上:600円
大学生:500円(400円)/中・高校生:200円(100円)/小学生以下:無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
Exhibition Website
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/12/120707/

Events

【講演会】
「アール・デコ、あるいはマチエールの誘惑」
池田まゆみ(美術工芸史家、本展監修者)
7月21日(土)午後1時30分~3時
パナソニック東京汐留ビル5階ホール 定員150名
2012年6月1月より申し込みの受付を開始します。
下記のABCいずれかの方法でお申し込みください。
A.汐留ミュ―ジアムWebサイトhttp://panasonic.co.ip/es/museum
(締め切り:7月20日まで)
B.パナソニック 汐留ミュージアム受付
(締め切り:7月20日まで。休館日を除く)
C.往復はがき
①本イベント名②参加人数(1通につき2名まで)③氏名④住所⑤電話・FAX番号をご記入の上、〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1-4F パナソニック汐留ミュージアム「アール・デコ展係」までお送りください。(締め切り:7月14日当日消印有効)
*受付は先着順、定員になり次第締め切らせていただだきます。
*お申し込みにあたってご記入いただいた個人情報は、本イベントの受講管理の目的にのみ使用し、終了後に破棄します。なおお申し込みいただいた場合、ご記入いただいた個人情報に関して、上述の目的での使用に同意いただいたものとさせていただきます。
*定員に達しなかった場合、当日受付をする場合があります。
*聴講は無料ですが、本展の観覧券が必要です。

【学芸員によるギャラリートーク】
7月28日(土)、8月18日(土)、9月8日(土)、いずれも午後2時~
参加無料(入館には展覧会観覧券が必要です)、申込不要。

Access Information

パナソニック汐留ミュージアム パナソニックシオドメミュージアム

Shiodome Museum ROUAULT GALLERY

Address
〒105-8301
港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
Website
http://panasonic.co.jp/es/museum/
General Inquiries
ハローダイヤル03-5777-8600
Updated Date:2012.6.27
Created Date:2012.6.23