ID:33472
MORIMURA YASUMASA
MORIMURA YASUMASA
森村泰昌モリエンナーレ/まねぶ美術史 MORIENNALE
Venue
高岡市美術館 企画展示室
TAKAOKA ART MUSEUM
Period
平成24年9月22日(土・祝)-10月28日(日)
Exhibition Outline
MORIMURA YASUMASA 森村泰昌モリエンナーレ/まねぶ美術史 モリムラヤスマサモリエンナーレ/マネブビジュツシ
MORIMURA YASUMASA MORIENNALE
森村泰昌(もりむらやすまさ/1951年生まれ)は、ゴッホの名画やマリリン・モンローなどの女優になりきった姿を大型写真で発表する「セルフポートレイト(自画像)」の手法で知られる日本を代表する美術家です。1988年のベネチア・ビエンナーレへの出展以降、国内外で高い評価を受けて活躍しています。そんな森村も、最初から美術家として完成していたわけではありません。高校生の頃から、画集などで新しい表現に出会うと、その画風や制作思想を「まねた」作品をつくり、「まねる」ことから「まなぶ」若者でした。そしてそのことが、現在の“モリムラ”を築き上げる基礎となっていったのです。
本展では、高松市美術館の所蔵品を中心として、若き日に影響を受けた岡本太郎、赤瀬川原平など日本の現代美術史を代表する作家に加え、クレー、デュシャン、ウォーホルやジャスパー・ジョーンズなど西洋美術史を彩る作家たちによる作品と、そのスタイルを真似て森村自身が制作した絵画や素描、写真、立体作品などを一対で見比べられるよう展示し、一人の青年が美術を志し、美術家として確立するまでの道のりを辿りながら、現代の美術の歴史も楽しんでいただきます。世界と日本の「美術史」と、森村による「私(わたくし)美術史」が交差する、あらたな視点からの美術史入門、それがモリエンナーレです。
- Organizer
- 公益財団法人 高岡市民文化振興事業団・高岡市美術館/読売新聞社/美術館連絡協議会
- Sponsership and Cooperation
- ◎共催:北日本放送 ◎協賛:ライオン/清水建設/大日本印刷/損保ジャパン/富山県民芸術文化祭2012 ◎後援:高岡市/高岡市教育委員会/富山県/富山県教育委員会/富山県高等学校文化連盟/富山県中学校文化連盟/高岡ケーブルネットワーク株式会社 ◎協力:高岡市美術館/Ufer!Art Documentary/富山大学芸術文化学部/富山県立高岡工芸高等学校
- Closing Days
- 月曜日(ただし10月8日は開館、翌9日は休館)
- Opening Hours
- 9:30 ~ 17:00
- 入館は16:30まで
- Admission (tax included)
- 前売り 640円/シニア(65歳以上) 640円/一般 800円(団体 640円)/高校・大学生 500円(団体 400円)/小・中学生 200円(団体 160円)
- ※身体障害者・精神障害者福祉・療育など各種手帳をお持ちの方および付き添いの方(1名)は観覧料が半額です。手帳をご持参ください。
Events
①大学・高校生に語るモリエンナーレ・ギャラリートーク
講師 森村泰昌氏
日時 9月22日(土・祝) 14:00~ 場所 企画展示室
内容 富山大学芸術文化学部と富山県立高岡工芸高等学校の学生たちを交えてのトーク
※一般の方も聴講可能です[要観覧券]
②ギャラリーツアー
講師 安達博文氏(画家、富山大学芸術文化学部教授)
橋本文良(版画家、当館副館長)
日時 10月13日(土) 14:00~ 場所 企画展示室
※どなたでも聴講できます[要観覧券]
③ドキュメンタリー特別上映会
美術家・森村泰昌の1996年以降の歩みを、作家本人の映像作品をふくめた岸本康監督によるドキュメンタリー映像でご覧いただきます。
場所 地階映像ホール
■上映スケジュール *いずれも14:00~ 各日1回かぎりの上映[鑑賞無料]
9/23 (日) Chap.0+2 (合計64分)
10/6 (土) Chap.0+1 (合計64分)
10/7 (日) Chap.1+2 (合計74分)
10/8 (月・祝) Chap.3 (合計62分)
10/14 (日) Chap.3 (合計62分)
10/20 (土) Chap.0+2 (合計64分)
10/21 (日) Chap.0+1 (合計64分)
10/27 (土) Chap.1+2 (合計74分)
10/28 (日) Chap.3 (合計62分)
●MORIMURA Chapter O -Barco negro na mesa+Five Water Towers (27分)
2007年に金沢で展示された《卓上のバルコネグロ+五つの塔》の発想から制作までの一連の過程と作品への思いを森村氏が語り、表現活動への姿勢を捉えたドキュメント
●MORIMURA Chapter 1 -A kind of Introduction (37分)
1996年から約10年間の映像、パフォーマンス、インスタレーションなどを紹介
●MORIMURA Chapter 2 -This is the Archive (37分)
1998年の東京都現代美術館「森村泰昌・空装美術館 絵画になった私」の記録映像を見ながら森村さんがトークする様子を紹介
●MORIMURA Chapter 3 -Time Machine (62分)
20世紀とは何かを問いかけるレクイエム・シリーズなど2006年から2012年の森村氏の活動、そのメイキングや展示風景をインタビュ―によって伝える。三島由紀夫やレーニンの演説、チャップリンの独裁者ほか、ウォーホルやダリなど20世紀を代表するアーティストに扮す映像作品、また、硫黄島をテーマとした「海の幸」が採り上げられる。
Access Information
Created Date:2012.4.7