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大内田茂士・大内田敬 二人展
受け継がれる画家のまなざし
Venue
田川市美術館
TAGAWA MUSEUM OF ART
Period
平成24年4月10日(火)~5月13日(日)
Exhibition Outline
大内田茂士・大内田敬 二人展 オオウチダシゲシ・オオウチダケイ フタリテン 受け継がれる画家のまなざし
「最近になってようやく素直に、父と自分の作品を並べても良いかな、と思えるようになりました」
福岡県朝倉郡大福村(現・朝倉市)に生まれた大内田茂士(1913-1994)は、浜哲雄との出会いによって画家を志し、山喜多二郎太・髙島野十郎に指導を受けた後、上京します。静物画と風景画とを両輪として、40代を迎えてからの渡欧を契機とした抽象表現や、陽光におぼろげな姿を見せる椿の群落、さまざまなモチーフによる構成を試みた室内風景など、生涯にわたって新しい画題への挑戦を続けました。日展や示現会展を中心に作品発表をし、平成2(1990)年には日本藝術院会員となっています。
茂士の初の渡欧前年に生まれた大内田敬(1955-)は、父の影響で画家を志し、東京藝術大学油画科、および同大学院壁画研究室を修了し、画家として歩み始めました。卒業の翌年に出品した国画会主催の展覧会、国展で安田火災美術財団奨励賞を受賞、平成10(1998)年に会員となり、現在は絵画部長を務めます。家族をモデルとした人物画を主に、揺るぎない構図の中に色彩が共鳴しあう清澄な画風を展開しています。
2代にわたる画家の道。茂士の没後10年となる平成16(2004)年、福岡県立美術館と当館とで開催した回顧展を経て、息子・敬の中に、冒頭の言葉のような心境が徐々に現れてきたといいます。
初めての二人展となる本展では、当館の所蔵作品のうち約60点で大内田茂士の画業を、そして近作を中心とした約20点の作品によって大内田敬の絵画世界を、二人の間に紡がれた言葉とあわせご紹介します。
- Organizer
- 田川市美術館
- Sponsership and Cooperation
- 後援 福岡県教育委員会・朝日新聞社・西日本新聞社・毎日新聞社・読売新聞社・FM FUKUOKA・cross fm
- Closing Days
- 月曜日(4月30日は開館、5月1日休館)
- Opening Hours
- 9:30 ~ 17:30
- 入館は17:00まで
- Admission (tax included)
- 一 般 400(300)円/高大生 200(100)円/小中生 100(50)円
- ※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※毎週土曜日は高校生以下無料 - Exhibition Website
- http://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/bijyutu/bijyututenran/2012/page_144.html?pg=1
Events
◆アーティストトーク
大内田敬が、作品を見ながら、自身と父・茂士の作品や画家としての生き方について語ります。
日 時:4月14日(土) 14:00~
参加費:無料(当日の観覧券が必要)
◆ワークショップ「親子の肖像」
父・茂士さんの姿を見ながら、敬さんは同じ画家になろうと思いました。お父さんお母さんのお仕事は何?お子さんの将来の夢は何ですか?家族の写真や、布や色紙、さまざまな素材を貼り合わせて、親子の「今」の想いや言葉を、一枚の作品に残してみませんか?
日 時:4月28日(土) 13:00~15:30
参 加 費:1組1000円(B3絵画ボードなど材料費)
対 象:小学生~高校生と、その保護者 10組程度
申し込み:FAXまたはEメールで、参加希望者の氏名・年齢・住所・電話番号を明記の上、田川市美術館「親子の肖像」係まで。電話での申し込みも可能。4月14日(土)必着。応募多数の場合は抽選となります。
Access Information
Created Date:2012.3.24