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ID:31653

浅川伯教・巧兄弟の心と眼

-朝鮮時代の美-

Venue

大阪市立東洋陶磁美術館

The Museum of Oriental Ceramics, Osaka

Period

April 9 (Sat), 2011 ~ July 24 (Sun), 2011

Exhibition Outline

浅川伯教・巧兄弟の心と眼 アサカワノリタカ・タクミキョウダイノココロトメ -朝鮮時代の美-

新しい美の発見。それまで見向きもされなかった“李朝”-朝鮮時代の陶磁器や工芸品が、1920年代以降,一躍注目を浴び、多くの陶芸家、研究者、愛陶家の眼を見開かせました。その過程で先駆者的な大きな役割を果たしたのが、浅川伯教(1884~1964)・巧(1891~1931)の兄弟でした。

植民地期(1910~45)の初期に朝鮮半島へ渡った二人は、朝鮮家屋に居をかまえ、現地の人々に溶けこみながら暮らします。そして伯教はやがて朝鮮陶磁研究の第一人者となり、また弟の巧も、陶磁器および朝鮮の木工品について名著を残しました。一方で兄弟は柳宗悦(1889~1961)に大きな影響をあたえ,柳の朝鮮美術工芸への案内役となります。そこに富本憲吉、河井寬次郎、濱田庄司らが加わり、後の「民藝」誕生へとつながりました。

戦後、浅川兄弟の名はほとんど忘れられたままでした。本展は、浅川兄弟や柳宗悦が選び抜いた旧朝鮮民族美術館のコレクションをはじめ、ご遺族からの寄贈品、伯教作の絵画資料や陶芸作品,柳自筆の原稿など約200点を通して、近年再評価の気運が高まる浅川兄弟の事跡を、はじめて体系的に紹介するものです。朝鮮の文化や芸術を心から愛し、研究し、優れた鑑賞眼をつちかった浅川兄弟の真価を問う、大きな契機となることでしょう。

Organizer
大阪市立東洋陶磁美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
Closing Days
月曜日(5/2、7/18は開館)、7/19
Admission (tax included)
一般1000(800)円、高大生600(500)円
※( )内は20名以上の団体料金
Exhibition Website
http://www.moco.or.jp/[Open in new window]
Exhibition Inquiries
大阪市立東洋陶磁美術館 Tel.06-6223-0055

Access Information

大阪市立東洋陶磁美術館 オオサカシリツトウヨウトウジビジュツカン

The Museum of Oriental Ceramics, Osaka

Address
〒530-0005
大阪市北区中之島1-1-26
Website
http://www.moco.or.jp/[Open in new window]
General Inquiries
TEL.06-6223-0055
Updated Date:2011.1.13
Created Date:1999.3.31

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