ID:29711

土門拳の昭和

Venue

土門拳記念館

Ken Domon Museum of Photography

Period

October 1 (Fri), 2010 ~ December 26 (Sun), 2010

Exhibition Outline

土門拳の昭和 ドモンケンノショウワ

1909(明治42)年に生まれた土門拳は、中学卒業後、職を転々とし、1933(昭和8)年、上野池之端の宮内幸太郎写真場の門下生となります。土門23歳にしての写真との出会いでした。その後、1935(昭和10)年に名取洋之助主宰の日本工房に入社し、報道写真家として活躍を始めます。土門は、写真家としての最も初期の頃から子供たちにカメラを向け、と同時に社会に鋭く迫った報道写真を発表しました。更に1938(昭和13)年には早くも伝統文化への関心を見せ、職人の手をクローズアップで撮影。伝統的なものへの傾倒は1939(昭和14)年の室生寺訪問、文楽撮影(1941-43)へと引継がれていきます。
戦後、土門は敗戦国日本の現実に真正面から向き合うリアリズム写真を提唱し、日本の写真界に大きな影響を与え、自らも日本のドキュメンタリー写真の最高峰である「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」を発表。一方、日本とは何か、日本人とは何かを探求し続け、その試みは昭和を代表する顔を捉えた「風貌」や、ライフワーク「古寺巡礼」に結実しました。
土門拳の活躍した時代は、昭和という激動の時代と重なり、その広範な作品群は貴重な時代の証言ともなっています。土門の全仕事を一望し、その足跡をたどることによって、昭和のあゆみを浮き彫りにします。

Organizer
財団法人土門拳記念館
Closing Days
12月の月曜日
Admission (tax included)
一般420(360)円、高大生210(150)円、小中学生100(80)円
※( )内は20名様以上の団体料金
Exhibition Website
http://www.domonken-kinenkan.jp/
Exhibition Inquiries
財団法人 土門拳記念館 Tel.0234-31-0028

Access Information

土門拳記念館 ドモンケンキネンカン

Ken Domon Museum of Photography

Address
〒998-0055
酒田市飯森山2-13 (飯森山公園内)
Website
http://www.domonken-kinenkan.jp/
Updated Date:2010.12.9
Created Date:1999.3.31