ID:22698

所蔵品展 田園の理想郷 小川芋銭の世界

Venue

茨城県天心記念五浦美術館

TENSHIN MEMORIAL MUSEUM OF ART, IBARAKI

Period

June 8 (Fri), 2007 ~ July 22 (Sun), 2007

Exhibition Outline

所蔵品展 田園の理想郷 小川芋銭の世界 デンエンノリソウキョウオガワウセンノセカイ

江戸赤坂の牛久藩邸内で生まれた小川芋銭(1868~1938)は,明治4年(1871),家族と共に茨城県牛久沼のほとり(現,牛久市)に移住しました。11歳で上京してのち洋画を学び,明治21年より「朝野(ちょうや)新聞」の客員として新聞の挿絵等を描くようになります。明治26年には牛久に戻り,農業に従事するかたわら新聞,文芸誌に挿絵や漫画の掲載を続けました。大正6年(1917),第3回珊瑚会(さんごかい)に出品した作品が横山大観の目に留まり,日本美術院同人に推挙され,以後,再興院展を中心に独自の水墨画作品を出品して活躍しました。
芋銭は,理想郷としての農村風景や田園の風物,河童や獺(かわうそ)などの水魅山妖(すいみさんよう),深い学識に培われた道釈(どうしゃく)人物(仏教や道教に登場する人々)等,多彩なテーマを墨色豊かに描いた作品を多くのこしています。
今回の所蔵品展では,≪狐隊行≫,≪海島秋来≫などの代表作をはじめとする小川芋銭の描いた日本画31点の他,芋銭の絵付けによる陶器等を紹介します。

主な出品作品
狐隊行(こたいこう)
海島秋来(かいとうしゅうらい)
夢中野干燈(むちゅうやかんとう)
江村六月・雲巒烟水(こうそんろくがつ・うんらんえんすい)
小六月(ころくがつ) 他

Closing Days
月曜日(ただし7月16日[月・祝]は開館、7月17日[火]は休館)
Admission (tax included)
一般180(140)円 高大生110(80)円 小中生80(50)円
( )は20名以上の団体料金
満70歳以上の方(昭和13年4月1日以前に生まれた方を含む)と
障害者手帳をご持参の方は無料
Exhibition Website
http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/
Exhibition Inquiries
茨城県天心記念五浦美術館 0293-46-5311

Access Information

茨城県天心記念五浦美術館 イバラキケンテンシンキネンイヅラビジュツカン

TENSHIN MEMORIAL MUSEUM OF ART, IBARAKI

Address
〒319-1703
北茨城市大津町椿2083
Website
https://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/
Updated Date:2010.9.22
Created Date:2006.1.16