ID:22566

京都五山 禅の文化展

足利義満600年御忌記念

Venue

東京国立博物館

TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)

Period

July 31 (Tue), 2007 ~ September 9 (Sun), 2007

Exhibition Outline

京都五山 禅の文化展 キョウトゴザンゼンノブンカテン 足利義満600年御忌記念

「本展を観ずして、禅は語れない!」京都五山とゆかりの寺院から中世の禅文化の名品200件を迎えてご覧いただきます。
・寺外初公開となる相国寺の本尊像ほか、本展覧会を機に新たに行なわれた
調査による貴重な成果を紹介します。
・鎌倉時代の肖像彫刻の代表的作品である、無関普門坐像と癡兀大慧坐像が
揃って東京で初公開される、またとない機会。
ほかにも禅宗寺院の彫刻が多数(約20件余)出品されます。
・禅僧が末期(まつご)におよんで筆をとった遺偈(ゆいげ)は圧巻。
会期を通して5点が展示される、初の機会となります。
作品を通してうかがわれる禅僧の生に対する厳しい姿勢は、遠い昔のものでありながら、現代の我々の心にじかに訴えかけてきます。さあLet's ZEN!

展覧会のみどころ
京都五山とは、京都にある禅宗寺院の大寺5つを選んで第一位から五位まで格付けた制度で、中国にならったものです。
五山は、時期により変遷がありますが、至徳3年(1386)足利義満が創建したばかりの相国寺を第二位とし、南禅寺を「五山之上」にした時に確定しました。足利氏は禅宗を支援すること厚く、室町時代は禅宗の文化が大きな流れとなって、日本文化の主流となりました。この展覧会では、保守的な土地柄の京都に新しく中国からもたらされた禅宗が定着するまでをたどる第1章から2章、足利将軍家と禅僧の関係をみる第3章、五山僧の文芸活動、画僧の描いた水墨山水などを展示する第4章、禅宗寺院に安置された仏像、法会(ほうえ)に用いられた仏画などを集めた第5章という5つの章で構成します。第1、2章では禅僧の気迫に満ちた風貌に触れることで強い意志、厳格な修行を偲ぶことができるでしょう。また、死の直前の苦しい息のもとで筆をとった遺偈(ゆいげ)にもご注目ください。14世紀以降、将軍や各地の守護、貴族などがさかんに禅宗寺院を建立しました。彼らが魅かれたのは、宗教としての禅だけでなく、禅がもたらした中国の文化でした。ただし、当時の中国の文化すべてを受容したわけではありません。王朝文化の伝統をもつ京都が新来の中国文化をどのように受け容れたかというのがこの展覧会のみどころです。

展覧会構成
第1章 兼密禅から純粋禅へ
第2章 夢想派の台頭
第3章 将軍家と五山僧
第4章 五山の学芸
第5章 五山の・・・

Organizer
東京国立博物館、日本経済新聞社
Closing Days
月曜日(ただし8月13日(月)は開館)
Admission (tax included)
一般1500[1300/1200] 大学生・高校生900[700/600]
[ ]は前売/団体20名以上料金の順
中学生以下無料、障害者とその介護者各1名は無料
(入館の際に、障害者手帳等をご提示ください)
Exhibition Website
http://www.tnm.jp/
Exhibition Inquiries
03-5777-8600(ハローダイヤル)

Access Information

東京国立博物館 トウキヨウコクリツハクブツカン[ウエノコウエン]

TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)

Address
〒110-8712
台東区上野公園13-9
Website
https://www.tnm.jp
General Inquiries
03-5777-8600 (ハローダイヤル)
Updated Date:2010.10.8
Created Date:1999.3.31