ID:17620
竹久夢二 山へよする展
描かれた風景、よせる想い
Venue
竹久夢二美術館
Takehisa Yumeji Museum
Period
April 5 (Thu), 2007 ~ July 1 (Sun), 2007
Exhibition Outline
竹久夢二 山へよする展 タケヒサユメジ ヤマヘヨスルテン 描かれた風景、よせる想い
昭和9年、病臥に就いた竹久夢二(1884-1934)は、療養先の信州・富士見高原療養所の病室の窓から見える八ヶ岳の山々を眺めて、次のように記しています。
「私は何故、一番に山のこと(を)書かなかったか、今日はコマガタケが見ゆる。この窓から見ゆる山々の構図もさう悪くない。だんだん山が身にしみてくる。……」
(昭和9年1月23日付 『夢二日記4』所収)
かつて、周囲から反対を受けた笠井彦乃との恋愛の最中、互いに「山」「川」と符丁で交わした手紙の中で、夢二は彦乃を「山」と名づけました。彼女との凡そ5年にわたる愛の記録は後に、『山へよする』と題された一冊の歌集にまとめられました。
また、自らの次男には、富士山に因んで「不二彦」と名付け、離婚後は男手一つで懸命に我が子の面倒をみています。不二彦は、後に当時を振り返り「私は、いつも父のポケットの中にいた」と懐古しました。
本展覧会では、夢二の描いた風景画を中心に、彼のさまざまな想いを託すべき対象となった「山」について広く検証します。
- Organizer
- 竹久夢二美術館
- Closing Days
- 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、但しGW期間中は無休
- Admission (tax included)
- 一般 800円 大・高生 700円 中・小生 400円(弥生美術館と併せてご覧頂けます)
- Exhibition Website
- http://www.yayoi-yumeji-museum.jp
- Exhibition Inquiries
- 竹久夢二美術館 03-5689-0462
Access Information
竹久夢二美術館 タケヒサユメジビジュツカン
Takehisa Yumeji Museum
- Address
-
〒113-0032
文京区弥生2-4-2
Created Date:1999.3.31