ID:82096
開館30周年記念コレクション展
VISION 星と星図|星図Ⅲ: それぞれの実存
会場
豊田市美術館
Toyota Municipal Museum of Art
会期
2026年1月6日[火]-3月15日[日]
展覧会概要
開館30周年記念コレクション展 VISION 星と星図|星図Ⅲ: それぞれの実存 VISION ホシトセイズ|セイズ3: ソレゾレノジツゾン
ごあいさつ
豊田市美術館は今年で開館30周年を迎えました。この節目にあたり、当館では、「開館30周年記念コレクション展 VISION 星と星図」を開催し、6月から3月までの10カ月間を通してコレクションを見つめ直し、ここに新たな息吹を吹き込みたいと思います。
第3期では、始まりとなる展示室1において、1980年代から2000年代にかけて、いわば豊田市美術館の開館前後に同時代的に活動を展開し始めた作家たちの作品を紹介します。展示室2を占めるのは、1997年に同室にあわせて展示収蔵され、実に27年振りに再展示となる宮島達男の《カウンター・ルーム》です。一方、展示室3では、30周年を記念して新収蔵したゲルハルト・リヒター《8枚のガラス》を既存のコレクションと組み合わせてご紹介し、続く展示室4では、当館の企画展に出品経験のある平川紀道が、改めてこの部屋にあわせて構想した作品を展示します。そして、最後の展示室5を締めくくるのは、近代美術とその戦後への展開を示す作品群です。
1980年代、それまでの禁欲的な表現とはうってかわって、作家たちは改めて「作る」ことにこだわり、また、情報化社会、消費社会に応答すかのような作品が登場するようになります。このアートと社会の転換期というべき時代を経て、90年代になると、次第に閉塞していく社会のなかで自身の足場を見つめ、作品に転化していく作家たちもあらわれました。1995年に開館した当館は、まさに同時代のリアルとしてこうした作家たちの作品を収蔵してきたといえます。
80年代にデジタル・カウンターの作品で一躍注目された宮島の作品は、最新技術を用いながらも、一方で、人間の生や事物の存在という普遍的な問いを投げかけてきます。およそ30年後に制作された平川の作品もまた、現在の最新技術を用いながら、その主眼には、私たちの実存に迫ろうとの思いが認められます。それは、近代国家が成立するなか自我を問い、戦争経験を経て、いっそう切実に人間存在を問うことになった作家たちにも接続するものといえるでしょう。新収蔵となったリヒターも、その同じ空間に並ぶ作家たちも、簡潔な作品を通して、目に見える世界の先、その根源にあるものをこそ追求してきました。
個々の作品は、一つの星のように個別の性格を持った単独の存在でありながら、他の作品と関係し合い、像を結ぶことによって、複雑で豊かな星図を描き出します。展示室を行き来するなかで当館コレクションの豊かなバリエーションをご覧いただき、時代や場所を越えて共有される複数の思考の連なりを実感していただければと思います。
2026年1月
豊田市美術館
- 休催日
- 月曜日[祝日は開館]
- 開催時間
- 10時 ~ 17時30分
- (入場は17時まで)
- 観覧料
- 一般300円[250円]、高校・大学生200円[150円]、中学生以下無料
- [ ]内は20名以上の団体料金。
*その他観覧料の減免対象者については、当館ウェブサイトをご確認ください。 - 展覧会ホームページ
- https://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/vision3
イベント情報
開館30周年記念コレクション展:平川紀道氏トーク
2026年3月7日(土曜日) 15時~
豊田市美術館は開館30周年。当館の特徴のひとつは、展示室を大胆に使ったインスタレーション作品の展示を継続してきたことです。
今年度開催中の記念コレクション展第3期「星図Ⅲ:それぞれの実存」では、展示室まるごと使った平川紀道氏によるヴィデオ・インスタレーション作品を展示しています。2013年に当館で開催した「反重力」展で展示された静謐で迫力ある平川氏の作品を思い起こす方も少なくないでしょう。開館30周年に際して、当館の展示室に合わせて新たに制作された作品は、平川氏の一貫した制作に連なるものでありながら、豊田市で撮影された映像など、新しい要素も加わっています。
今回は作家本人をお招きし、これまでのお仕事や、作品が喚起させる宇宙や時間といったものとの関連、そして今回新たに制作した作品についてなど幅広くお聞きします。ぜひお誘いあわせのうえご参加ください。
日時: 3月7日(土曜日) 15時〜17時(予定)
講師: 平川紀道氏
定員: 当日先着170名 (事前申込不要)
聴講: 無料
会場: 美術館講堂
開館30周年記念コレクション展: 会田誠氏トーク
2026年3月14日(土曜日) 15時~
開館30周年記念コレクション展「星と星図」。3期目となる「星図Ⅲ:それぞれの実存」では、展示室1で、80年〜00年代の日本の作家たちを紹介しています。その冒頭で展示しているのが、会田誠さんの絵画作品を展示した小沢剛さんの「なすび画廊」です。
1995年の豊田市美術館の開館と同時期に制作されたこの作品は、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、ウィンドウズ95の発売といった社会を揺るがす大きな出来事が生じた時代に応答した、小さな爆弾のようでもあります。
トークでは、この30年間を振り返りつつ、さらにこの先の社会、美術について、会田さんに自在にお話しいただきたいと思います。
日時: 3月14日(土曜日) 15時〜16時30分 (開場:14時30分)
講師: 会田誠氏
定員: 当日先着170名(事前申込不要)
聴講: 無料
会場: 美術館講堂
学芸員による新収蔵作品のギャラリートーク
2026年2月8日(日曜日)、3月8日(日曜日) 15時~15時30分
日程: 2026年2月8日(日曜日)、3月8日(日曜日) 各日午後3時~3時30分
定員: 先着30人(事前申込不要)
聴講: 無料(ただし、当日の観覧券が必要)
会場: 豊田市美術館 展示室
期間: 2026年2月8日(日曜日)、3月8日(日曜日) 15時~15時30分
会場: 美術館展示室
講演会「ゲルハルト・リヒターと河原温」
2026年3月15日(日曜日) 14時~
日時: 2026年3月15日(日曜日) 14時~※開場: 13時30分
登壇者: 平出 隆(詩人、多摩美術大学名誉教授)
場所: 美術館講堂
定員: 先着170名(自由席)
料金: 無料
講演会「ゲルハルト・リヒター全解: レイヤー、レディメイド、そしてトラウマ」
2026年1月17日(土曜日) 14時~
日時: 2026年1月17日(土曜日) 14時~ ※開場: 13時30分
登壇者: 清水 穣(美術評論家)
場 所: 豊田市美術館 講堂
作品ガイドボランティアによるギャラリーツアー
*開館日の毎日14時~(土日、祝日は11時~、14時~)*第3土曜日午前はお休みです*ギャラリーツアーの参加には当日の観覧券が必要です。
作品ガイドボランティアによるギャラリーツアーの詳細についてはこちらをご覧ください。
期間: 開館日の毎日14時~(土日、祝日は11時~、14時~) *第3土曜日午前はお休みです
会場: 展示室
託児サービス
2026年2月11日(水曜日)、22日(日曜日)、25日(水曜日)、3月10日(火曜日) 各日10時15分〜13時15分
美術館内でお子様をお預かりし、その間ゆっくりと展覧会を観覧いただけます。
日 程: 2026年2月11日(水曜日)、22日(日曜日)、25日(水曜日)、3月10日(火曜日)
時間: 各日 午前10時15分〜午後1時15分、午後1時30分~午後4時30分
託児場所: 豊田市美術館 髙橋節郎館内
定員: 各回5名(事前予約制、先着順)
託児対象: 未就学児
料金: ・0 歳のお子様1 人につき、2,000 円/ 回
・1 歳~6 歳のお子様1 人につき、1,000 円/1 回
※別途、保護者の方のうち代表者様1人につき、利用日毎にサービス登録料500 円が必要です。
※保護者の方は当日観覧券(美術館・博物館年間パスポート又は3館共通年間パスポート可)が必要です。お子様のお迎え時にご提示ください。
3月10日(火曜日)分: 2月28日(土曜日)午前10時から 3月3日(火曜日)午後3時まで
会場情報
豊田市美術館 トヨタシビジュツカン
Toyota Municipal Museum of Art
- 会場住所
-
〒471-0034
豊田市小坂本町8-5-1 - ホームページ
- https://www.museum.toyota.aichi.jp/
登録日:2026年6月18日