ID:81177
静寂(しじま)を描く
川瀬巴水展
会場
財団法人 常陽藝文センター 藝文ギャラリー
会期
1/20(火)~3/21(土)
前期 2026.1.20㊋~2.14㊏
後期 2026.2.18㊌~3.21㊏
展覧会概要
静寂(しじま)を描く 川瀬巴水展 カワセハスイテン
ごあいさつ
公益財団法人常陽藝文七ンターでは「静寂を描く川瀬巴水展」を開催いたします。川瀬巴水は版元・渡邊庄三郎(1885-1962)が創始した新版画における代表的な風景画の絵師です。渡邊庄三郎は明治期に衰退してしまった浮世絵の彫や摺の技法、画材などを研究し、これを復刻しました。その技術を用いて同時代の画家に描かせた作品、またはその運動を新版画といいます。
浮世絵は、江戸時代の庶民層において発達した風俗画で、版元、絵師、彫師、摺師が共同で一つの作品を制作します。新版画は現在もその技術を継承し新たな作品を作り続けています。
巴水は同門の日本画家・伊東深水(1998-1972)による木版画《近江八景》を観て心を動かされ版画を始めました。渡邊庄三郎の支援、助言を受け、各地を旅して描いたスケッチを東京に戻り版画にします。新版画の主要なテーマである江戸情緒の残る美しい風景や文化、庶民の生活などを描き続けました。情趣に富み侘び寂びの静けさが郷愁を誘う巴水の風景画は、新版画の初期からアメリカを中心に海外で高く評価されており、現在も国内外で人気を博しています。
巴水は昭和4年に茨城の水郷地域に滞在し牛堀や潮来をテーマにした作品を制作しました。太平洋戦争中は、疎開先の栃木から茨城を訪れ各地の風娯をスケッチしています。また戦後には、開校したばかりの茨城キリスト教学園(開校時の名称はシオン学園)を描くためにもたびたび茨城を訪れています。
本展の前期は、巴水が描いた茨城の風景の新版画と茨城キリスト教学園の水彩画を、後期は水郷地域の水辺の風景を描いた新版画を展示いたします。また、隣接する藝文プラザにおいても、「川瀬巴水の覧(み)た〈茨城〉」展を開催し、茨城キリスト教大学協力のもと巴水と同大学との関わりや「川瀬巴水とその時代を知る会」などの活動をご紹介いたします。
公益財団法人常陽藝文センター
「版画をやって居て何が一番楽しいかと言ふと、摺り合はせの時ほど楽しい事はありません。私には二十年から手足ともなって働いてくれる小野さんといふ摺師が居て刷つてくれますが、丁度義太夫の語り手と三味線のやうに息がピッタリ
合って、もつと濃くとか薄くとかこちらの思った色を出してくれる時の気持は他の絵描きには味はえますまい。肉筆だと興が乗って線を引いたり塗り潰して行く内に気抜けがすることもありませうに、版画だと即時にして成るといふ、その時の愉悦は版画家にとつて全く無上の悦楽境でせう。」
川瀬巴水「半雅荘随筆」『浮世絵藝術』4巻3号より
- 主催者
- 公益財団法人常陽藝文センター
- 協賛・協力等
- 後援:株式会社 常陽銀行
- 休催日
- 日曜日・月曜日
- 開催時間
- AM10:00 ~ PM5:00
- 観覧料
- 入場無料
イベント情報
●ギャラリートーク【事前予約不要】TALK
[講師]染谷智幸(茨城キリスト教大学教授)
[会場]藝文ギャラリー
[日時]2026年1月31日(土) ①AM11:00~ ②PM2:00~(各回30分程度予定)
[会場]藝文プラザ
[日 時]2026年2月18日(水)PM1:00~ 2026年3月14日(土)PM1:00~(各日とも1時問程度予定)
●展覧会EXHIBITION
「川瀬巴水の覧(み)た〈茨城〉」
[会場]藝文プラザ
[会 期]2026年2月18日(水)~3月21日(土)
[時間] AM10:00~PM5:00(但し毎週日曜日、月曜日は休館)
[入場]無料
[主催]公益財団法人常陽藝文センター
●ツアーTOUR
「川瀬巴水が愛した水辺の風景~潮来・牛堀を巡る」【講師解説付き】バスツアー
[講師]染谷智幸(茨城キリスト教大学教授)
[開催日]2026年3月26日(木) ※雨天決行
[申込]2026年1月8日から
会場情報
財団法人 常陽藝文センター コウエキザイダンホウジン ジョウヨウゲイブンセンター
- 会場住所
-
〒310-0011
水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内 - ホームページ
- http://www.joyogeibun.or.jp/
登録日:2025年12月16日