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裸のラリーズ展「鏡の奥底に」 Exposition des Rallizes Dénudés “Au fond du miroir”
虚無の一滴を飲み干したとき
おまえに最初である名前が名付けられるだろう
会場
GALLERY5 MARONIE
GALLERY5 MARONIE
会期
2025年11月11日~11月16日
PART1●2025/11/11(火)-11/13(木) PART2●11/15(土)-11/16(日)
展覧会概要
裸のラリーズ展「鏡の奥底に」 ハダカノラリーズテン「カガミノオクソコニ」
Exposition des Rallizes Dénudés “Au fond du miroir”
裸のラリーズは私 たちを解体した。
その轟音は言葉を、イメージの流れに溶解した。その詩は意味を、残響体験に変えた。
私たちは消え、「世界」だけが残る。
残された「世界」は、〈持続する虚無〉だ。あるいは純粋な流れ。
ひとつとして同じライブはないのに、〈ひとつ〉であると言い続ける〈なにか〉。だから私たちはそれを「知った」としか言えなくなる。「ある」と「ない」を同じにするこの「世界」に、いったいなにが比べられよう。裸のラリーズはそんな「世界」として続いている。
いまや「ある」と「ない」は明滅する〈0-1〉信号に変換され、「世界」はデータを組織するデータとしての「プログラム」――という名の神話――に変わろうとしている。
これはラリーズが私たちに体験させた「世界」と似てないか?誰がなにを言おうと、〈持続する虚無〉の「闇」に呑み込まれる。
しかし、AIに生成可能な「世界」はけっして体験されない。私たちの「感覚」まで神経情報としての「意味」にすぎないとみなす。
ラリーズが私たちに告げたのは正反対のことであった。すなわち、「世界」から受け取ったどのような「意味Sens」も、私たちのもの言わぬ「感覚Sens」に沈む。
「世界」に抗う「パラレルワールド」の存在を、ラリーズはいまも私たちに教えている。いったい二つの「世界」の間に広がる〈虚無〉から、私たちはなにを再建できるのだろうか。
- 開催時間
- 12:00 ~ 19:00
- (日曜日17:00まで)
- 観覧料
- 入場無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.gallery-maronie.com/exhibitions/space5/9215/
会場情報
GALLERY5 MARONIE GALLERY5 MARONIE
GALLERY5 MARONIE
- 会場住所
-
〒604-8027
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町 - ホームページ
- http://www.gallery-maronie.com
登録日:2025年12月2日