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平野杏子展 Kyoko Hirano

もうひとつの世界

会場

足利市立美術館

ASHIKAGA MUSEUM OF ART

会期

2024年2月10日(土)~3月24日(日)

展覧会概要

平野杏子展 ヒラノキョウコテン もうひとつの世界

Kyoko Hirano

平野杏子(1930- )は現在の神奈川県伊勢原市に生まれました。1961年三岸節子に師事します。同年、第6回新世紀美術協会展に出品し、準会員に推挙され、翌年第7回展で新人賞を受賞しました。なお同展は川島理一郎も創設に加わっており、川島との交流が始まりました。69年、女性作家のみで構成される第1回潮展に出品、以後83年まで毎年参加しました。70年より9年間、韓国の磨崖仏を中心に研究、その成果を『磨崖仏讃』(耕土社、1978年)にまとめます。絵画のみならず、彫刻も手がけ、87年には第5回ヘンリー・ムーア大賞展で美ヶ原高原美術館賞を受賞しました。
平野が生まれ育った伊勢原には縄文時代の遺跡があり、幼いころから太古に対する感性が育まれました。「もうひとつの違った世界があることにショックを受けた」と後年語っています。この「もうひとつの違った世界」は縄文の遺物に限らず、新羅文化の磨崖仏や仏典からも感得し、画家の大きなモチベーションとなりました。平野は「もうひとつの世界」で見たもの、聞いたものを、素晴らしいイマジネーションにより形を与えました。多くの生きものがうごめき、死に、蘇生するありさまを、死なない者たちが発する熱や響きを、私達にも見え、聞こえるものとして提示しました。
本展は多彩な平野作品の中から仏典や仏教からインスピレーションを受けた作品を中心に約20点で構成します。

主催者
足利市立美術館
協賛・協力等
協力 公益財団法人足利市みどりと文化・スポーツ財団、一般財団法人おもい・つむぎ財団
休催日
月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日(火)、3月21日(木)
開催時間
午前10時 ~ 午後6時
(入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般710(560)円 高校・大学生500(400)円
中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※同時開催の「新たな美術の世界をひらく」もご覧になれます。
※各種障がい者手帳をご提示の方とその付添者1名は無料となります。
※「あしかがいきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です(住所・年齢を証明できるものをご提示ください)
※第3日曜日「家庭の日」(2月18日、3月17日)は、中学生以下のお子さまを同伴のご家族は無料となります。

会場情報

足利市立美術館 アシカガシリツビジュツカン

ASHIKAGA MUSEUM OF ART

会場住所
〒326-0814
足利市通2-14-7
ホームページ
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
更新日:2024年2月21日
登録日:2024年2月21日