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稲沢市荻須記念美術館 令和5年度企画展

磯野宏夫展

生命(いのち)輝く森

会場

稲沢市荻須記念美術館

Inazawa City Oguiss Memorial Art Museum

会期

令和5年7月1日[土]―8月20日[日]

展覧会概要

稲沢市荻須記念美術館 令和5年度企画展 磯野宏夫展 イソノヒロオテン 生命(いのち)輝く森

稲沢市出身の磯野宏夫(1945-2013)は、20代後半に熱帯雨林に魅せられて以来、「生命(いのち)の森」を生涯のテーマとした画家です。個展等での作品発表のほか、教科書の表紙絵や企業のポスターなども手掛けて全国的に活躍しました。精緻な点描と鮮やかな色彩により想像力豊かに描かれた作品には、親しみやすさだけではなく長い年月をかけて作り出されてきた森の威厳も感じられます。60歳でマレーシアのボルネオ島を訪れ、森林破壊の惨状を目にしてからは一層自然の雄大さや美しさを表現することに力を注ぎ、それらが失われつつあることへの想いを作品に託しました。
本展では、磯野が1999年から2002年まで手掛けた王子製紙株式会社(現王子ホールディングス株式会社)のカレンダーの原画すべてを一堂に展示します。同社が保有する世界各地の森林を実際に訪れて制作した作品には、その土地固有の生命力溢れる森が描かれ、季節ごとの日差しの具合や温度までをも感じ取れるようです。この他、ゲームソフト「聖剣伝説」イメージビジュアル等の原画や、少年が森を旅する「冒険の森」シリーズ、森林破壊への危機感が込められた連作「熱帯黙示録」、晩年の作品等、合計49点を展示し、その世界観を広く紹介します。
画面を埋め尽くすように緻密に描かれた作品は、無数の生き物を擁し生命そのものと言える森への憧れや畏敬の念が込められています。磯野宏夫が創り出した生命(いのち)の森をぜひ会場にてご堪能ください。

主催者
稲沢市・稲沢市教育委員会・稲沢市荻須記念美術館
協賛・協力等
協力
王子ホールディングス株式会社
株式会社スクウェア・エニックス
エメラルドフォレスト

助成 公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
休催日
月曜日(7月17日(月曜日・祝日)は開館)、7月18日(火曜日)・19日(水曜日)
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般800円(640円)
高校・大学生600(480)円
小・中学生100円(80円)
※稲沢市内の小・中学生は無料
※()内は20名以上の団体又は割引料金。
※上記観覧料で「常設 荻須高徳展」もご覧いただけます。
※稲沢市公式LINEにて6月中旬以降に配信されるクーポンの提示により、割引料金が適用されます。
※障害者手帳・戦傷病者手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添人1名も無料です(ミライロID可)。
展覧会ホームページ
http://www.city.inazawa.aichi.jp/museum/kikaku/1010690/index.html

イベント情報

■講演会1「磯野宏夫の仕事」
日時:7月17日(月曜日、祝日) 午後1時30分~午後3時
講師:杉山一三(建築家、杉山一三建築デザイン研究所所長)

■講演会2「熱帯雨林の世界:生き物たちが織りなすネットワーク」
日時:8月11日(金曜日、祝日) 午後1時30分~午後3時
講師:湯本貴和(京都大学名誉教授、日本フードスタティーズカレッジ学長)

■講演会お申し込み方法
7月5日(水曜日)午前9時30分から受付開始
来館又は電話(0587-23-3300)で荻須記念美術館へ希望の講演会(講演会1又は2)とお名前と希望人数、ご連絡先電話番号をお伝えください。定員に達し次第締め切ります。


■子ども美術講座「点々で動物うちわを作ろう!」
内容:磯野さんはたくさんの小さな点を並べることで森を描きました。この方法で、自分だけの森とそこに住む動物を透明のアクリルうちわに描きましょう。

日時:
(1)7月23日(日曜日) 午前10時~正午
(2)7月23日(日曜日) 午後2時~午後4時
(3)7月30日(日曜日) 午前10時~正午
(4)7月30日(日曜日) 午後2時~午後4時
※内容はすべて同じ
講師:大﨑智仁(造形作家)
申込:必要(往復はがきで申込(6月27日(火曜日)必着))(抽選)

会場情報

稲沢市荻須記念美術館 イナザワシオギスキネンビジュツカン

Inazawa City Oguiss Memorial Art Museum

会場住所
〒492-8217
稲沢市稲沢町前田365-8
ホームページ
http://www.city.inazawa.aichi.jp/museum/
更新日:2023年8月9日
登録日:2023年4月26日