ID:7331

瑛九

前衛画家の大きな冒険

会場

渋谷区立松濤美術館

The Shoto Museum of Art

会期

2004年8月10日(火) ~ 2004年9月20日(月)

展覧会概要

瑛九 エイキュウ 前衛画家の大きな冒険

あの絵を外に出して、森のように囲み、その中にぼくはいたい
瑛九(1911-1960)は、もう立ち上がることのできない病床でつぶやいたといいます。そして、48歳という短い生涯を閉じました。
強烈なオリジナリティと前衛性を貫いた瑛九は、亡くなる直前にはアトリエにあって点描による油彩画に没入しました。光の中から生まれ出たような精神性の深い世界です。
戦後美術の中にあって、デモクラート美術家協会の活動や膨大な数を残したフォトデッサン、銅版画・リトグラフの制作からはなれ、原点回帰ともいえるそれらの制作は、「油絵のヒミツ」を見つけた彼の芸術のとどくことができた極めて高い到達点でした。その最晩年の3年間に焦点をあて、点描の作品とそれに近づいていった軌跡をたどります。
「僕は平凡な毎日が、精神の上で大きな冒険とスリルの世界です」と言う瑛九の最後の世界を、彼を援助していた人々との往復書簡なども紹介しながらみてゆきます。
写真家玉井瑞夫の、瑛九を凝視したフォト・エッセイ『瑛九逝く』31点の作品も併せて展示します。

主催者
渋谷区立松濤美術館
休催日
8月16日(月)・23日(月)・30日(月)・9月6日(月)・13日(月)
観覧料
一般300(240)円、小中学生100(80)円 ※( )内は10名以上の団体料金 ※65歳以上の方および障害者の方は無料 ※土曜日は小中学生無料
展覧会ホームページ
http://www.shoto-museum.jp/
展覧会問合わせ先
Tel.03-3465-9421

会場情報

渋谷区立松濤美術館 シブヤクリツショウトウビジュツカン

The Shoto Museum of Art

会場住所
〒150-0046
渋谷区松濤2-14-14
ホームページ
https://shoto-museum.jp/
更新日:2011年3月8日
登録日:1999年3月31日