ID:71512
2022年度 長崎県美術館 新収蔵記念
野見山暁治展
会場
長崎県美術館 常設展示室第1室
Nagasaki Prefectural Art Museum
会期
2022年8月10日(水)~10月10日(月・祝)
最新の開催状況及び注意事項は、長崎県美術館ウェブサイトまたはお電話にてご確認ください。
展覧会概要
2022年度 長崎県美術館 新収蔵記念 野見山暁治展 ノミヤマギョウジテン
今年度、長崎県美術館のコレクションに昨年12月に満101歳を迎えた画家・野見山暁治の作品が新しく加わりました。本展ではそれを記念し、新収蔵作品を一挙公開します。
野見山暁治は1920年に福岡県飯塚市の炭坑の町に生まれました。幼少期より絵を描くことを好み、父親の反対に遭いながらも次第に画家を志すようになります。そして17歳の時に東京美術学校油画科予科に入学、翌年本科に入学しました。ところが次第に戦争が激しくなると、野見山は繰り上げ卒業を余儀なくされ、陸軍に入隊し満洲へと派遣されます。しかしまもなく肺の病気により内地送還され、傷痍軍人福岡療養所で終戦を迎えました。
1952年から1964年にかけてフランスへ絵画留学。西洋の造形感覚を身に着けていく一方で、留学末期には自らの中に潜んでいた東洋に目覚めます。帰国して以降、国内の美術運動や団体からは距離を置き、現在に至るまで独自の画業を展開してきました。
野見山の作品では常に、自らが目にしたものや記憶など、身近なものが色や形を自由に変え、さらには意味をも剥ぎ取られながら絵の中に顕現します。そしてそれらが画面の中でせめぎ合いながら、緊張感を保ったまま見る者に迫ってきます。ときに軽妙で、ときに重厚な、野見山の絵画世界を支える造形力は、100歳を過ぎた今もなお衰えることがありません。
本展では留学時代に赴いたスペイン滞在期(1963年)の作品から2010年までの油彩画12点をはじめ、水彩画や素描を合わせ、幅広く野見山芸術を紹介します。
- 主催者
- 長崎県、長崎県美術館
- 休催日
- 8月22日(月)、9月12日(月)、26日(月)
- 開催時間
- 10:00 ~ 20:00
- (最終入場19:30)
- 観覧料
- 一般420(340)円、大学生・70歳以上310(250)円、小中高生210(170)円
- ◎( )内は15名以上の団体料金。◎県内在住の小・中学生は無料。◎学校行事の一環として、県内の小・中・高・特別支援学校生が利用する場合は、引率の教員を含め無料。◎身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証提示者及び介護者1名は無料。◎企画展『「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展』のチケットでも観覧できます。対象期間|8月10日(水)~8月21日(日)
- 展覧会ホームページ
- http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/787
イベント情報
アーティスト・トーク[事前申込制]
日時|8月10日(水)15:00~16:00(開場14:30)
会場|ホール
講師|野見山暁治
定員|40名(応募多数の場合は抽選)
料金|無料(要コレクション展観覧券)
申込締切|7月30日(土)必着
申込方法|長崎県美術館ウェブサイト「各種申込み」の入力フォームまたはハガキにてお申込みください。ハガキには、参加者全員の①氏名(フリガナ)②年齢③郵便番号④住所⑤電話番号を明記ください。
〈宛先〉〒850-0862 長崎市出島町2-1
長崎県美術館「野見山暁治展アーティスト・トーク」係
※結果は、8月1日(月)までに当選者にのみ決定通知をお送りいたします。
レクチャー「野見山暁治 画家としての歩み」
(コレクション・イン・フォーカス第4回)
日時|9月11日(日)11:00~11:40(開場10:30)
会場|ホール
講師|森園 敦(長崎県美術館学芸員)
定員|先着30名
料金|無料(要コレクション展観覧券)
担当学芸員によるギャラリートーク
日時|9月3日(土)、10月1日(土)各回14:00~
会場|常設展示室第1室
料金|無料(要コレクション展観覧券)
会場情報
長崎県美術館 ナガサキケンビジュツカン
Nagasaki Prefectural Art Museum
- 会場住所
-
〒850-0862
長崎市出島町2-1 - ホームページ
- https://www.nagasaki-museum.jp/
登録日:2022年8月24日