ID:70208
牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児 PASTORAL REDEMPTON, GLIMPSES OF PERFECTION
ANDRÉ BAUCHANT + FOUJITA RYUJI
じわじわ効きます、しみじみ沁みます。
会場
東京ステーションギャラリー
TOKYO STATION GALLERY
会期
2022.4.16 SATー7.10 SUN
展覧会概要
牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児 ボッカライサン/ラクエンドウケイ アンドレ・ボーシャン+フジタリュウジ
PASTORAL REDEMPTON, GLIMPSES OF PERFECTION ANDRÉ BAUCHANT + FOUJITA RYUJI
アンドレ・ボーシャンと藤田龍児ー。
活躍した時代も国も異なる二人の画家ですが、その作品はともに明るい色彩にあふれ、花が咲き乱れる、牧歌的で、楽園を思わせる光景が描かれています。しかし、彼らは恵まれた幸福な環境で作品を描いていたのではありません。アンドレ・ボーシャン(1873-1958)は第一次世界大戦に従軍しましたが、除隊後に故郷へ戻ると、経営していた苗木農園は破産し、妻はその心労から精神を病んでいました。彼が本格的に絵を描き始めたのはこの頃のことです。それまで絵を学んだことはなく、しかもすでに46歳になっていました。一方、藤田龍児(1928-2002)は若い頃から画家として活動をしていましたが、50歳を目前にして2度の脳血栓をおこし、右半身不随となってしまいます。一時は絵を諦めかけますが、左手に絵筆を持ち替え、3年後に再起を果たしました。それまでは抽象的な作品を描いていた藤田が、牧歌的な作品を描き始めたのはこの時のことです。絶望の淵から二人を救ったのは絵を描くことでした。彼らの作品が魅力的なのは、絵の力を、アートの力を彼らが信じて疑わなかったからではないか、と思わずにはいられません。
- 主催者
- 東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]
- 休催日
- 月曜日(5/2、7/4は開館)
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- (金曜日~20:00)*入館は閉館30分前まで
- 観覧料
- 一般1,300円、高校・大学生1,100円、中学生以下無料
- [チケット購入]日時指定券=当館ウェブサイト www.ejrcf.or.jp/gallery
当日券=東京ステーションギャラリー1階入口
*展示室内の混雑を避けるため日時指定制を導入し、各時間で入館人数の上限を設定しています
*館内でも当日券をご購入できますが、土日祝など混雑する時間帯は入館をお断りする場合があります
*障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
*招待券/招待ハガキをお持ちの方や無料に該当する方は直接美術館へお越しください(予約等不要) - 展示替え情報
- ◎会期中、一部展示替えがあります(前期4/16~5/29、後期5/31~7/10)
- 展覧会ホームページ
- https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202204_andre_fujita.html
会場情報
東京ステーションギャラリー トウキョウステーションギャラリー
TOKYO STATION GALLERY
- 会場住所
-
〒100-0005
千代田区丸の内1-9-1 - ホームページ
- https://www.ejrcf.or.jp/gallery/
登録日:2022年4月13日