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ピーター・シスの闇と夢 Peter Sis Labyrinths and Dreams

会場

練馬区立美術館

NERIMA ART MUSEUM

会期

2021 9.23(木・祝)→11.14(日)

展覧会概要

ピーター・シスの闇と夢 ピーター・シスノヤミトユメ

Peter Sis Labyrinths and Dreams

チェコスロヴァキア(現チェコ共和国)出身でアメリカを代表する絵本作家のピーター・シス(1949年生)は、1987年からこれまで30作以上の絵本を生み出してきました。挿絵のみを担当した作品も含めると、もっとたくさん!日本でも多くのシス作品が翻訳されており、「絵本好き」の本棚にはシスの作品が1冊は収められているのではないでしょうか。
例えば、1994年の『三つの金の鍵 魔法のプラハ』は、自らの少年時代の思い出やプラハの歴史を辿り、美しくも悲しみを帯びた古都を描き出しました。その2年後に発表した『星の使者 ガリレオ・ガリレイ』では、勇敢な科学者ガリレイの生涯を読み解き、アメリカの優れた絵本に与えられるコルデコット賞推薦を受けています。また2007年には、日記に基づく自伝的絵本『かべ 鉄のカーテンのむこうに育って』を発表し、チェコ出身の絵本作家として世界的な評価を確立しました。ソ連下の故郷で表現の自由を制限された辛い経験や、その中でも夢や希望を抱き続けていたことなどを描写した本作は、シスのアイデンティティーを想起させる記念碑的な作品と言えるでしょう。そして2012年に、国際アンデルセン賞画家賞を受賞します。2014年には、名作『星の王子さま』の作家であるサン=テグジュペリの人生を、『飛行士と星の王子さま:サン=テグジュペリの生涯』として絵本に仕立て、不朽の名作に新たな解釈を提示しました。
シスの創作活動の軌跡は、故郷チェコでその才能が開花した映像制作にはじまり、アメリカでの雑誌や新聞、書籍へのイラストレーションの提供、そして絵本の創作へと連綿と続いています。途切れることのない芸術活動への意欲は、幼い頃から抱き続けた自由に描くことや表現することへの喜びと情熱に裏打ちされているのです。
本展は、アメリカのエリック・カール絵本美術館の協力のもと、日本ではじめて開催されるシスの展覧会です。代表作の絵本原画のみならず、シスの創作活動の原点であるアニメーション作品や構想メモ、スケッチ、日記など様々な作品や資料も含んだ約150点を通して、シスの芸術を俯瞰します。

主催者
練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
協賛・協力等
後援:チェコ共和国大使館、 チェコセンター東京
特別協力:エリック・カール絵本美術館
協力:プラハ現代美術センターDOX、Labyrint
企画協力:株式会社イデッフ
休催日
月曜日
開催時間
10:00 ~ 18:00
*入館は17:30まで
観覧料
一般1,000円 高校・大学生および65~74歳800円 中学生以下および75歳上無料
※一般以外の方(無料、割引対象者)は年齢等の確認できるものを受付にてご提示ください。
※障害者手帳等をご提示の方(介添者1名まで)は、一般500円 高校・大学生400円
展覧会ホームページ
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202107021625192960

イベント情報

トークイベントや鑑賞プログラム「トコトコ美術館」など、各種イベント開催予定です。イベント内容や申込方法などの詳細は、美術館ホームページやツイッターをご覧ください!

会場情報

練馬区立美術館 ネリマクリツビジュツカン

NERIMA ART MUSEUM

会場住所
〒176-0021
練馬区貫井1-36-16
ホームページ
https://www.neribun.or.jp/museum.html
更新日:2021年9月29日
登録日:2021年9月29日