ID:67865
受贈記念 赤木清士コレクション
古伊万里に魅せられて The AKAGI COLLECTION Fascinated by KO-IMARI : From the Edo Period to the Meiji Period
―江戸から明治へ―
会場
兵庫陶芸美術館
The Museum of Ceramic Art,Hyogo
会期
2021年6月12日(土)→8月29日(日)
前期 6月12日(土)→7月18日(日) 後期 7月20日(火)→8月29日(日)
前期 6月12日(土)→7月18日(日) 後期 7月20日(火)→8月29日(日)
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会、イベント等の会期や内容に変更が生じる可能性があります。最新情報は兵庫陶芸美術館ホームページにてご確認下さい。
展覧会概要
受贈記念 赤木清士コレクション 古伊万里に魅せられて コイマリニミセラレテ ―江戸から明治へ―
The AKAGI COLLECTION Fascinated by KO-IMARI : From the Edo Period to the Meiji Period
日本における磁器生産に大きな役割を果たしたのが、肥前有田(佐賀県)です。17世紀初頭、この地で日本初の磁器が作られました。肥前で作られた磁器は、積み出し港の名にちなんで、伊万里焼と呼ばれました。
白い素地に藍色の濃淡が美しい染付や鮮やかな色絵が施された磁器は人々を魅了し、17世紀半ばから18世紀半ばにかけては、オランダの東インド会社を通じて海外にも輸出されました。19世紀初頭には肥前を追随すべく瀬戸(愛知県)や京(京都府)など各地で磁器が焼かれるようになり、町人文化が全盛を迎えるなかで、様々なうつわが人々の暮らしを彩りました。
明治に入ると、幕末から巻き起こったジャポニスムによって、日本の陶磁器は海外でも広く求められました。一方で、国内に向けた生産も引き続き行われ、釉下彩や銅版転写などの新たな装飾技術が導入されます。描かれるモチーフも、時々の流行に応じて変化し、斬新で大胆な構図や、風景を切り取った意匠が生み出され、文明開化による暮らしの変化をいち早く取り入れたものや、富国強兵政策を印象付けるものも作られました。
赤木清士氏(1932-2019)は建設業を営む傍ら、神戸異人館街でランプと出会ったことをきっかけに、日本の灯火具や近代のものづくりと深くかかわる科学技術史資料の収集に情熱を注ぎます。1965(昭和40)年頃から収集を始めた陶磁器においても、鉄橋や電線が描かれた作品を特に愛好し、有田で作られた作品を中心に志田焼(佐賀県)や美濃焼(岐阜県)などを含む200点以上のコレクションを形成しました。
本展では、氏が収集したコレクションを通して、江戸時代の古伊万里から、明治、そしてその後へと続く、うつわに描かれた図様の魅力を紹介します。バラエティーに富んだ意匠とともに、江戸から明治へと時代が移行していく当時の息吹も感じながらお楽しみいただければ幸いです。
- 主催者
- 兵庫陶芸美術館、神戸新聞社
- 協賛・協力等
- 後援/兵庫県、兵庫県教育委員会、丹波篠山市、丹波篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、公益財団法人 兵庫県国際交流協会
協力/丹波立杭陶磁器協同組合
beyond2020 - 休催日
- 月曜日[ただし、8月9日(月・振休)は開館し、8月10日(火)は休館]
- 開催時間
- 10:00 ~ 18:00
- [7月~8月の土曜日と日曜日は9:30~19:00]
※入館は閉館の30分前まで - 観覧料
- 一般600円(500円)、大学生500円(400円)、高校生以下無料
- ※( )内は、20名以上の団体割引料金です。
◆70歳以上の方は半額になります。 ◆障害のある方は75%割引、その介助者1名は無料になります。
◆17:00以降に観覧される場合には、夜間割引料金になります。(一般300円、大学生250円) - 展示替え情報
- 会期中一部作品の展示替えを行います
- 展覧会ホームページ
- https://www.mcart.jp/exhibition/e3301/
イベント情報
記念講演会
「赤木清士コレクションを楽しむ―江戸から明治の肥前磁器を中心に」
日時/7月10日(土)13:30~15:00(開場は13:00)
講師/鈴田由紀夫氏(佐賀県立九州陶磁文化館館長)
会場/当館研修棟1階セミナー室
※聴講には本展の観覧券(半券可)が必要です。
※事前申込制(先着110名)
ワークショップ
「お皿に型紙摺り体験!」
日時/8月21日(土)[午前]10:00~12:00 [午後]13:30~15:30
場所/当館エントランス棟1階工房
応募〆切/7月21日(水)16:00
※事前申込制(有料、午前・午後の2回実施、定員各10名、応募者多数の場合は抽選)
当館学芸員によるギャラリートーク
日時/6月19日(土)、7月3日(土)、7月17日(土)、7月31日(土)、8月14日(土)、8月28日(土)
いずれも11:00から1時間程度
※観覧券が必要です。
<各イベントに関する詳細はお問い合わせ下さい。>
会場情報
兵庫陶芸美術館 ヒョウゴトウゲイビジュツカン
The Museum of Ceramic Art,Hyogo
- 会場住所
-
〒669-2135
篠山市今田町上立杭4 - ホームページ
- https://www.mcart.jp
登録日:2021年6月16日