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めぐるりアート静岡2020

希望の舞台へ。

会場

東静岡アート&スポーツ/ヒロバ

会期

10/17(土)-11/8(日)

展覧会概要

めぐるりアート静岡2020 メグルリアートシズオカ2020 希望の舞台へ。

『めぐるりアート静岡』は、静岡市内のさまざまな場所を会場に、今を生きるアートを紹介する展覧会です。大学、美術館、市民、行政などによる地域連携の美術展として2013年に始まり8回目を迎えました。2016年度から静岡市が主催者に加わるとともに、JR東静岡駅北口前の市有地、アート&スポーツ/ヒロバを暫定5年間の会場とし、身近な場所で規格外のスケール感、あるいは想像力あふれる作品と出あう機会を提供してきました。本年はその5年目、いよいよ最終年となります。
それに向け準備を開始した3月末から5月にかけて、新型コロナウイルスの感染拡大によって展覧会は開催が見通せない状態になり、いくつかの関連事業も中止せざるをえませんでした。そしてその後の推移のなかで、ヒロバはもとより市内2つの美術館も、様々な対策を講じ、来場者をお迎えできることになりました。
今、私たちはあらためて、人と人との出あいと触れ合いの大切さをかみしめています。また、サイトカインストーム(免疫システムの暴走)が身体にとって危険なように、他者への過剰な警戒が、心や社会をむしばみかねないという危険性にも少しずつ気づきはじめています。アーティストは、コロナ禍にあってなお、心の底からわき上がるさまざまな感情、そして彼・彼女にとって最も大切なこと・興味のあることをカタチにしようとしています。
『めぐるりアート静岡 2020』は、この地域との関わりを大切にするアーティストとともに、アートプロジェクトというもう一つの日常/非日常、そしてポストコロナに向けた希望の舞台を用意します。

石上和弘(いしがみかずひろ) 彫刻家/静岡市在住
石上和弘は、おもに木を素材に堅実かつ親しみやすい彫刻を作る。今展は3点の出展予定である。2017年、第27回UBEビエンナーレ(山口県宇部市)で市民賞ほかを受賞した《アフター・アップル》。2018年の本展出品作《道の作り方》に少し手を加えたもの。そして芭蕉の皮をモチーフとした新作である。迫力ある3点が並び立ち、人々がその間を散策するとき、広い芝生広場がどのような景色に変貌するのか、刮目して待ちたい。
[ アーティストトーク ]
日時:10/24(土) 14:00-14:40
場所:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ

岩野勝人(いわのまさひと) 彫刻家/京都府在住
2016年にスタートした彫刻家・岩野勝人による「コンテナ・アートベース」プロジェクトも足掛け5年、今年度で当初の期間を終了する。これまで、“アートの秘密基地”には人型の座れる真っ赤な彫刻「メンタル・チェア」をはじめ、等身大の“キリン”や“ゴリラ”、“青い人”が次々と登場してきた。今年は、昨年も開催したワークショップ「くもならべ」がパワーアップ。みんなが描いた雲を、作家が大きく立体的な“雲の群れ”にして、アートベース前のヒロバに設置する。
[ アーティストトーク ]
日時:10/17(土) 13:00-13:30
場所:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ

千葉広一(ちばこういち) アーティスト/静岡市在住
軽やかなもの、こわれやすいもの、傷つきやすいもの、身近なもの、さりげないもの、、、。千葉の作品は、誰もが秘める心のゆらぎを映しだす。思春期、孤独、不安、眠り、家族、別れ、旅立ち、、、。映像で、それもネット環境のライトな感覚で、季節、花、草、日の光、夜の光、風、海、水、雨、雪を見つめる。ヒロバの車掌車で、そしてInstagramで。
[ アーティストトーク ]
日時:11/7(土) 17:00-17:30
場所:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ 車掌車ギャラリー付近

日詰明男(ひづめあきお) アーティスト/川根本町在住
日詰明男は、大学で建築を学んだ後、30年来、自然界の様々な形の中にあらわれる不思議な比率、黄金比に基づくフラクタル構造を造形や音楽で表現する仕事を続けている。2016年、「めぐるりアート静岡」ヒロバ会場で「黄金比の実験都市in東静岡」を発表、「バンブーストック・フェスティバル」を開催した。今回は、巨大な竹の星籠「Giant Bamboo Star Cage」をヒロバで制作する予定。
[ アーティストトーク ]
日時:11/1(日) 13:00-13:40
場所:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ

福井揚(ふくいよう) アーティスト/裾野市在住
福井揚はポップな彫刻陶芸と、極彩色のフェルト片で蔽われた名状しがたい「モノ」を創る。その「非実用的で馬鹿げた」行為によって、時代の閉塞や文化状況に風穴をあけ、心の底深く眠る野性を目覚めさせる。彼の作品は技法も様式も多様で、意味も意図も捉えがたい。来場者は、福井のきらびやかな謎の前にたたずみ、作品の生命、その不思議なざわめきを感じることになるだろう。
[ アーティストトーク ]
日時:10/24(土) 13:00-13:40
場所:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ

主催者
静岡県立美術館、静岡市美術館、静岡市
協賛・協力等
運営:公益財団法人静岡市文化振興財団
令和2年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
休催日
月曜日
観覧料
観覧無料
展覧会ホームページ
https://megururi.net
展覧会問合わせ先
公益財団法人静岡市文化振興財団 (054-255-4746)( 平日 8:30~17:30)

イベント情報

占部史人with静岡大学絵画ゼミ学生有志による壁画プロジェクト
「『箱の生活』“Life in the Boxes”」
占部史人が、今年5月から、自身が教える静岡大学教育学部の絵画ゼミ学生有志とともに、コンテナ・アートベースの外壁に壁画を描くプロジェクトを展開。9月には、壁画の完成とともに、アートベース内のギャラリーも使って展覧会を開催します。
会場:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ
コンテナ・アートベース内ギャラリー及び外壁
期間:9/19(土)~10/11(日)11:00~17:00
※会期中の金土日及び祝日開催

アオキ裕キ ドキュメンタリー映画
tHe dancing Homeless(ダンシングホームレス)
どん底を経験したホームレスによる“生きる舞”。
アオキ裕キ率いる路上生活経験者のダンス集団“新人Hソケリッサ!”の姿を追ったダンス・ドキュメンタリー映画。
会場:サールナートホール(フルキャパ245席)
※上映後、アオキ裕キさんのトークあり
料金:前売一律1,000円 当日一律1,500円(各税込)
定員:限定120名 自由席

岩野勝人 ワークショップ
平面から立体へ「くもならべ」part2
昨年開催した「くもならべ」がパワーアップして戻ってきます。みんなが描いた雲を、岩野さんが大きく立体的な“雲の群れ”にして、アートベース前のヒロバに設置します。
会場:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ コンテナ・アートベース周辺
日時:10月17日(土)13:00~16:00
講師:岩野勝人(彫刻家)対象:子どもから大人まで(小さなお子さんは保護者同伴)
定員:20名 参加費:無料(汚れてもよい服装でお越しください)※小雨実施
申込:電話で(公財)静岡市文化振興財団(054-255-4746)(平日8:30~17:30)(申込順)
申込開始日時:9月16日(水)9:00~

きむらとしろうじんじん 野点(のだて)
美術家・陶芸家のきむらとしろうじんじんによる野点では、大小2台のリヤカーに陶芸窯などを積み、お茶碗を焼ける移動式のカフェを開きます。いつもと違う静岡の風景の中で、お茶碗の絵付けやじんじんさんとのお話を楽しんでみませんか。見物だけでも大歓迎!会場:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ
日時:9/27(日)12:00頃~日暮れ頃 ※雨天決行
参加費:お茶碗絵付け 2,000円 申込:不要(当日会場へ)
問合せ:静岡県立美術館 担当 植松(054-263-5857)
当日連絡先 050-5361-6257 ※当日のみ

アオキ裕キ ダンスグループ
新人Hソケリッサ!「日々荒野」
公園や路上などで行う野外ダンスパフォーマンス。人間の持つ純粋な躍動(生きる力)を表現する。
振付:アオキ裕キ、出演:新人Hソケリッサ!
会場:東静岡アート&スポーツ/ヒロバ
参加費:無料 申込:不要(当日会場へ)
日時:10/31(土)17:00~
11/1(日)11:00~ 14:00~

写真展
長船恒利、杉村孝の「石庭」を撮る。
地域に根差した同時代のアートに深い関心を寄せた写真家、故長船恒利が、石彫家として独自の道を切り開いた杉村孝の「石庭」を撮した写真群を公開します。
会場:サールナートホール 喫茶コーナー
東静岡アート&スポーツ/ヒロバ コンテナギャラリー
日時:11/14(土)~11/29(日)
サールナート 会期中無休 10:00~17:00
東静岡アート&スポーツ/ヒロバ 土日祝のみ 11:00~17:00
参加費:無料 共催:サールナートホール
問合せ:(公財)静岡市文化振興財団(054-255-4746)(平日8:30~17:30)

会場情報

東静岡アート&スポーツ/ヒロバ ヒガシシズオカアート&スポーツ/ヒロバ

更新日:2020年10月14日
登録日:2020年10月14日