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實物ハ寫眞デハ語レナイ

神業ニッポン

明治のやきもの

―幻の横浜焼・東京焼―

会場

兵庫陶芸美術館

The Museum of Ceramic Art,Hyogo

会期

2019 10/12Sat-12/15Sun

展覧会概要

實物ハ寫眞デハ語レナイ 神業ニッポン カミワザニッポン 明治のやきもの

2019年、横浜は開港から160年という節目の年を迎えました。2018年には、訪日外国人旅行者が3,000万人を超え、2020年には2回目となる東京オリンピック・パラリンピックが開催される中、幕末の開港時を彷彿させるように、日本は海外から熱い視線を集めています。
江戸時代末期の開港により、世界へと門戸を開いた日本へは、明治時代の幕開けとともに諸外国から多くの外国人が日本を訪れました。彼らは、自国とは異なる風土、文化を持つ日本に魅せられて、日本製の絵画、浮世絵、陶磁器、漆工品など、さまざまな品物を購入し、自国へと持ち帰ったのです。さらに、日本の美術工芸品は、欧米で盛んに開催された万国博覧会で披露され、高い評価を得るとともに、海外へと大量に輸出され、のちにフランスを中心に流行した「ジャポニスム」ブームの契機となりました。
それらの美術工芸品は、ただ美しいだけでなく、精緻な手仕事による職人芸を極めた、まさに「神業」、「超絶技巧」と呼ぶにふさわしい品々でした。これらは、日本人向けの品物というよりも、金彩や色絵技法を駆使した華やかな装飾、複雑な彫刻が施され、外国人好みを反映して製作されたものだったのです。しかし、輸出品がゆえ、日本国内には現物が残らず、時代とともにその存在や記憶も失われていきました。なかでも希少価値の高い、外国人向け陶磁器「横浜焼・東京焼」は、製作過程や実態に謎が多く、「幻の陶磁器」と呼ばれています。
本展では、国内随一のコレクター・田邊哲人氏が里帰りさせたコレクションから精選し、あわせて、明治時代の日本を代表する陶工・宮川香山の作品をはじめ、日本に現存する優品を一堂に会して、幻といわれるその全貌に迫ります。

主催者
兵庫陶芸美術館、神戸新聞社
協賛・協力等
後援/兵庫県、兵庫県教育委員会、丹波篠山市、丹波篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、公益財団法人 兵庫県国際交流協会
協力/神奈川新聞社、丹波立杭陶磁器協同組合
beyond2020
休催日
月曜日(但し、10月14日(月・祝)11月4日(月・振休)は開館し、10月15日(火)、11月5日(火)は休館)
開催時間
10:00 ~ 18:00
※入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般 1,000円(800円)、大学生 800円(600円)、高校生以下 無料
※( )内は、特別割引および20名以上の団体割引料金です。
◆70歳以上の方は半額になります。 ◆障害のある方は75%割引、その介助者1名は無料になります。 ◆17:00以降に観覧される場合は、夜間割引料金になります。(一般 500円、大学生 400円) ◆特別割引券はローソンチケット・ミニストップ(Lコード56964)、セブンイレブン(店頭マルチコピー機セブンチケットより)、ファミリーマート(店内設置のFamiポートより)で12月14日(土)まで販売しています。
展覧会ホームページ
http://www.mcart.jp/exhibition/e3102/

イベント情報

記念講演会
「幻の横浜焼・東京焼 ―その魅力にせまる―」
日時:10月26日(土)13:30~15:00(開場は13:00)
講師:荒川正明氏(学習院大学教授 本展監修者)
会場:当館研修棟1F セミナー室
※事前申込制(先着110名)。
※聴講には本展の観覧券(半券可)が必要です。
※詳しくはお問い合わせください。

当館学芸員によるギャラリートーク
10月19日(土)、11月2日(土)、11月16日(土)、11月30日(土)、12月14日(土)
いずれも11:00より1時間程度
※観覧券が必要です。

ワークショップ
「ブルーとゴールドで華やかに彩るティーセット」
日時:11月3日(日・祝)10:00~16:00
会場:当館エントランス棟1F 工房
応募締切:10月17日(木)16:00
※事前申込制(有料・定員20名、応募者多数の場合は抽選)。
※詳しくはお問い合わせください。

会場情報

兵庫陶芸美術館 ヒョウゴトウゲイビジュツカン

The Museum of Ceramic Art,Hyogo

会場住所
〒669-2135
篠山市今田町上立杭4
ホームページ
https://www.mcart.jp
更新日:2019年10月9日
登録日:2019年10月9日