ID:58968

”飾るには、意味がある“

やきものを分析する

―装飾編―

会場

兵庫陶芸美術館

The Museum of Ceramic Art,Hyogo

会期

2018 12月22日[土]―2019 2月24日[日]

展覧会概要

”飾るには、意味がある“ やきものを分析する ヤキモノヲブンセキスル ―装飾編―

やきものは、人類が化学変化を意識的に応用し、生みだしたといわれていますが、現在に至るまでには、形や色合い、装飾などにさまざまな技術が取り入れられ、変化してきました。やきものの製作過程を紐解いてみると、素材となる粘土や陶石などを採掘し、不純物を取り除いて精製したのち、成形作業へと進み、乾燥期間を経て、焼成が行われます。成形された器面に装飾が加えられることは、やきものが誕生してまもなく始められており、そこには本来の実用的な機能に彩りを添え、飾り付けることで、呪術的な意味合いや独自性あるいは地域性、物語性、時代性、流行り、遊び心など、つくり手によって創意工夫された美意識の一端が表現されています。
一昨年に開催した、「やきものを分析する―釉薬編―」では、器面を彩るさまざまな色合いを生みだす釉薬に焦点をあて、それらの成分を化学的に分析するとともに、生成状況や焼成方法などの再現を試み、基本的な知識に専門用語などを交えながら解説することで、釉薬の複雑さや奥深さを感じていただきました。
この展覧会は、釉薬編に続く第2弾「装飾編」として、器面をカンバスに見立て、写実的あるいは図案化して描かれた染付や色絵付け、釉薬による色彩豊かな色付けなどの平面的な装飾に加え、器面への彫り込みや貼付け、型を用いて動植物などをかたどった立体的な装飾など、多彩な装飾技法を当館の古陶磁および、現代陶芸コレクションを中心にご紹介します。また、装飾の歴史や特徴、技術的な側面などを、探ることによって、生活道具のひとつであるやきものの多様性や、そこに込められたつくり手の思いにも迫ります。

主催者
兵庫陶芸美術館/神戸新聞社
協賛・協力等
後援:兵庫県/兵庫県教育委員会/篠山市/篠山市教育委員会/丹波市/丹波市教育委員会/公益財団法人兵庫県芸術文化協会/公益財団法人兵庫県国際交流協会
協力:丹波立杭陶磁器協同組合
休催日
月曜日、12月31日[月]、1月1日[火・祝](但し、12月24日[月・振休]、1月14日[月・祝]、2月11日[月・祝]は開館し、12月25日[火]、1月15日[火]、2月12日[火]は休館)
開催時間
10時 ~ 18時
(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一般600円(500円)、大学生500円(400円)、高校生以下無料
( )内は、特別割引および20名以上の団体割引料金です。
*70歳以上の方は半額になります。障害のある方は半額、その介助者1名は無料になります。
*17時以降に観覧される場合には、夜間割引料金になります(一般300円、大学生250円)。
*特別割引券はローソン・ミニストップ(Lコード51546)、ファミリーマート(店内設置のFamiポートより)で2月23日[土]まで販売しています。
展覧会ホームページ
http://www.mcart.jp/exhibition/e3003/

イベント情報

ギャラリートーク 担当学芸員による展示解説
日時:2019年1月12日[土]、1月26日[土]、2月9日[土]、2月23日[土]
いずれも11時より(観覧券が必要です)

星空観賞会“丹波ノムコウ”移動式プラネタリウムと丹波の夜空を鑑賞
日時:2019年2月2日[土]16時~19時
場所:当館研究棟セミナー室・エントランス棟2Fレストランウッドデッキ
講師:小関高明氏(関西モバイルプラネタリウム代表)
参加費:無料(展覧会鑑賞には、観覧券が必要です)
*事前申込制(定員50名、先着順)
*定員に達し次第、募集終了(応募状況はHPで確認できます)

ワークショップ“真冬の楽焼体験―装飾編―”
日時:2019年1月13日[日]10時~15時30分
場所:当館エントランス棟1F工房
*事前申込制(有料、定員20名、応募者多数の場合は抽選)
*応募締切り:2018年12月25日[火]16時 詳しくはお問い合わせください

会場情報

兵庫陶芸美術館 ヒョウゴトウゲイビジュツカン

The Museum of Ceramic Art,Hyogo

会場住所
〒669-2135
篠山市今田町上立杭4
ホームページ
https://www.mcart.jp
更新日:2018年11月27日
登録日:2018年9月11日