ID:56607
COLLECTION2
Parisian Physiognomies by Daumier
しかめっつら ドーミエ流パリっ子図鑑 Expressive Grimaces:
会場
伊丹市立美術館
ITAMI CITY MUSEUM OF ART
会期
2018年1月13日(土)~2月25日(日)
展覧会概要
COLLECTION2 しかめっつら ドーミエ流パリっ子図鑑 シカメッツラ ドーミエリュウパリッコヅカン
Parisian Physiognomies by Daumier Expressive Grimaces:
1830年代後半からオノレ・ドーミエ(1808-79)はいち早くパリの都市生活に取材し、人々の暮らしぶりを活写しました。“現代性”(モデルニテ)を帯びた一連の風俗諷刺画は、バルザックやボードレールといった文学者から称賛されたばかりでなく、リアリスム絵画の嚆矢となりドガやロートレック等後進の画家にも影響を与えました。
真実を捉える眼差しは、日々のニュースだけでなく人物描写にも遺憾なく発揮されます。当時文学の世界で流行した「生理学もの」にならい制作された連作《観相学画廊》(1836-37)や《パリっ子のタイプ》(1839-1843)では、パリっ子の様相や特徴をコード化するにとどまらず、動きや視線を交えて感情豊かに表現しています。そこにはよそ行きの顔ではなく、気どったり、眉をひそめたり、驚いては顔をしかめる素の表情が刻まれ、人間の本質そのものが照らし出されています。
─ ドーミエの笑いは率直にして闊達、彼の情け深さの徴(しるし)さながら輝き渡る─リアリズムの擁護者だったシャンフルーリーのこの言葉が示すとおり、パリっ子の表情を生き生きと描写した「しかめっつら」には、ドーミエの天賦の才と魅力が詰まっているといえるでしょう。
本展では、醜さをも魅力に変えた風俗諷刺画約100点を4つの連作を通してご紹介します。
ドーミエの面目躍如たる人物表現をご堪能ください。
- 主催者
- 伊丹市立美術館[公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団/伊丹市]
- 協賛・協力等
- 共催:伊丹市教育委員会
- 休催日
- 月曜日(但し2月12日は開館、翌13日休館)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- 入館は午後5時30分まで
- 観覧料
- 一般300(240)円/大高生200(160)円/中小生100(80)円
- ※( )内は20名以上の団体割引料金
※兵庫県内の小・中学生はココロンカード呈示にて入場無料
※4市1町(伊丹市、川西市、宝塚市、三田市、猪名川町)の高齢者割引有(平日は60歳以上、土日祝は65歳以上) - 展覧会ホームページ
- http://artmuseum-itami.jp/jp/category/exhibition/current_exhibition/
会場情報
伊丹市立美術館 シリツイタミミュージアム
ITAMI CITY MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒664-0895
伊丹市宮ノ前2-5-20 - ホームページ
- https://itami-im.jp/
登録日:2018年1月16日