ID:54550
布の道標(みちしるべ)
Fabrics Fracing Passageways
古裂(こぎれ)に宿る技と美
ぎをん 齋藤コレクション
Textiles from the SAITO Collection
会場
細見美術館
HOSOMI MUSEUM
会期
平成29年6月17日(土)▶8月20日(日)
展覧会概要
布の道標(みちしるべ) 古裂(こぎれ)に宿る技と美 コギレニヤドルワザトビ ぎをん 齋藤コレクション
Fabrics Fracing Passageways Textiles from the SAITO Collection
今に伝わる染織遺品は、その時々最高の素材や技術を駆使して生み出され、権威や富を象徴するものでもあります。本来の役目を終えた小さな断片=裂<きれ>は「古裂<こぎれ>」とよばれ、茶の湯の世界をはじめ、美術工芸品を守り、引き立てるだけでなく、裂そのものが芸術品として永く大切に愛で伝えられてきました。
京呉服の老舗「ぎをん齋藤」は江戸時代から京都・祇園に店を構え、本年で創業176年を迎えます。7代目・現当主の齋藤貞一郎氏は、染織コレクターとしても知られ、蒐集品に学んで精力的に古典の技法や意匠の復刻に取り組まれています。
本展は、そのコレクションから、中国唐代に遡る貴重な遺品や、民間に流出した最大級の正倉院裂として近年、話題を呼んだ「唐花文錦」をはじめ、中世の綾・錦から近世の辻が花や慶長裂、友禅など東洋染織史を概観できる染織芸術品の数々を紹介するものです。
- 主催者
- 細見美術館 京都新聞
- 協賛・協力等
- 特別協力:ぎをん 齋藤
協力:関西学院大学博物館 - 休催日
- 毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
- 開催時間
- 午前10時 ~ 午後6時
- (入館は、午後5時30分まで)
- 観覧料
- 一般 1,200円(1,100円) 学生 1,000円(900円)
- ※( )内は20名以上の団体料金
- 展示替え情報
- ※会期中、展示替有り(7月10日)
- 展覧会ホームページ
- http://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex054/index.html#a_description
イベント情報
*事前申込制
ギャラリートーク(無料)※別途入館料が必要
6月18日(日) 午後2時~
講師:河上繁樹氏
(本展監修・関西学院大学文学部教授・関西学院大学博物館館長)
*第40回アートキューブレクチャー(無料)
「古裂に、学ぶ―染織史から見た<ぎをん齋藤コレクション>」
8月6日(日) 午後2時~
講師:河上繁樹氏(同上)
会場:京都国立近代美術館講堂
*茶室で愉しむアートサロン(有料)
6月30日(金) 午前11時~・午後2時~
講師:伊藤京子(当館主任学芸員)
イベントの詳細はホームページをご覧ください。
会場情報
登録日:2017年6月27日